2024年発売へ! スズキの次世代電動SUV「eVX」市販型を初スクープ、コンセプトからデザイン継承

■サイズは近く、エスクードのEV版といっても過言ではない

スズキは2023年1月、インドにて次世代EVコンセプトモデル「eVX」を世界初公開しましたが、その市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。

スズキ eVX 市販型プロトタイプ スパイショット
スズキ eVX 市販型プロトタイプ スパイショット

eVXは同社のEV世界戦略車となる最初のモデルで、2025年までに発売が予定されています。ボディサイズは全長4300mm×全幅1800mm×全高1600mmと、エスクードより若干拡大されているものの、サイズは近く、エスクードのEV版といっても過言ではないかもしれません。

スズキ eVX 市販型プロトタイプ スパイショット
スズキ eVX 市販型プロトタイプ スパイショット

40度を超える南欧の灼熱太陽の下で捉えたプロトタイプは、ボディ全体をラッピングしディテールを隠していますが、際立つフェンダー、頑丈なフロントバンパー、彫刻的なボンネットなど、基本的デザイン要素をコンセプトから継承していることがわかります。さらに、リアドアハンドルが無く、コンパクトなルーフスポイラーなど類似点もみられます。

ヘッドライトに関しては偽装が多く断定できませんが、プロトタイプのクラスターは、eVXコンセプトのスリムなX字型ライトと比較してより大型で、従来の形状をしているように見えます。リアエンドでは、テールライトがほぼ隠され、左右を接続するLEDストリップが採用されるか不明です。

コンセプトでは、航続距離550km(インドMIDCに基づく)を実現する60kWhバッテリーを搭載、四輪駆動機能を採用していますが、市販型ではオフロード性能が強化されることが濃厚と言えます。

スズキ eVX 市販型プロトタイプ スパイショット
スズキ eVX 市販型プロトタイプ スパイショット

コクピットは隠されているように見えますが、インフォテインメントシステム用の大型自立型ディスプレイと、新しいデジタルインストルメントクラスターが予想されており、今後のすべてのスズキモデルに実装される可能性があると見られます。

また、エレクトリック基盤の利点から、キャビンは同等サイズの内燃機関を搭載した代替品と比較して、より多くのスペースを提供し、全体の広さが向上すると思われます。

eVX市販型の発売は2024年と予想され、ワールドプレミアは、その少し前に行われると予想されます。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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