EV航続距離120km超! VW「ティグアン」次期型にもPHEV導入確定

■次期型はパサートやT-Rocとともに、内燃エンジンを使用する最後のモデルの1つに

日本でも不動のベストセラークロスオーバーSUVとなった、フォルクスワーゲン「ティグアン」。これまで多数の次期型プロトタイプを捉えてきましたが、電動モデル「ティグアンPHEV」市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。

VW ティグアン PHEV次期型プロトタイプ スパイショット
VW ティグアン PHEV次期型プロトタイプ スパイショット

2代目となる現行型ティグアンは2016年に発売されており、これが7年ぶりに世代交代となります。現在のアーキテクチャの改良版である「MQB Evo」プラットフォームを搭載した第3世代モデルは、2024年の第1四半期に欧州で発売される予定となっています。

VW ティグアン PHEV次期型プロトタイプ スパイショット
VW ティグアン PHEV次期型プロトタイプ スパイショット

今回は右ハンドルと左ハンドル仕様2台のプロトタイプを捉えましたが、どちらもVWお得意のデカール(ステッカー)で最終コンポートデザインを隠しています。ですが、左フェンダー上部に充電ポートを配置、ノーズには、両サイドにブラケット状のクロム要素を備えたワイドなインテークが確認できます。

側面では、ショルダーラインに沿ってキャラクターラインが走り、ドアの下部にはクロームの要素がほどこされています。またルーフレールを装備、2台のプロトタイプが異なるホイールを装着していることもわかります。

ティグアン次期型のキャビン内には、12.9 インチのインフォテインメントディスプレイ、上位グレードには大型の15インチスクリーンが標準装備されるほか、10.25インチのフルデジタルインストルメントクラスターも搭載される予定です。

注目のPHEVには2つのパワートレインが提供されると予想されており、1つは最高出力201ps、もう1つは最高出力268psを発揮します。次期型では、バッテリー容量は10.4kWhから18.5kWhへ大型化、これにより、EV航続距離は現在の30マイル(50km)から最大75マイル(120km)へと大幅に向上、初めて高速AC充電を提供します。

次期型はパサートやT-Rocとともに、同ブランドで内燃エンジンを使用する最後のモデルの1つとなります。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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