■PSA 「EMP2」プラットフォームを採用、EVのみ販売
オペルが販売するコンパクトライトバン「コンボ」の乗用車バージョンとなる、「コンボeライフ」改良型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
現行型コンボ/コンボライフは2018年にデビュー、これが初の大幅改良となります。捉えたプロトタイプは、フロントエンドを厳重にカモフラージュ、新設計されたフロントエンドを隠しています。
それでも、バックが黒く、スリムになったヘッドライトが確認できます。またグリルは、モッカに導入された新アイデンティティ「バイザー」に置き換えられる可能性が高いようです。さらに下部バンパー外側にある、フォグランプを備えるエアインテークのデザインも新設計されている様子がうかがえます。
リアエンドでは、バンパーやテールライトなど変更されていないほか、小さなルーフスポイラーがありコンボライフにスポーティさを保っています。
コンボライフは、PSA 「EMP2」プラットフォームを採用しており、電動および完全電動パワートレインに対応していますが、2022年にヨーロッパでは乗用車バージョンをEVの「コンボeライフ」のみ販売しています。
改良型では、54kWhバッテリーを積み、WLTP航続距離177マイル(285km)を大幅に改善、最高出力は156psに向上するとみられます。ただし、最高出力136psの電気モーターと50kWhバッテリーを搭載した既存のバージョンを、より安価なエントリーレベルのオプションとして提供し続ける可能性もありそうです。
コンボeライフ改良型のワールドプレミアは、2024年以降とみられ、日本市場導入も視野に入っている可能性がありそうです。