塚田勝弘 
■5つのグレードに加えて、約33万通りの組み合わせから選べる「Bespoke Build」を用意
以前お伝えしたように、レクサスのコンパクトSUVである新型「LBX」がワールドプレミアされました。気になる日本発売は、2023年秋以降の予定になっています。
新型LBXのプラットフォームは、コンパクトカー向けの「TNGAプラットフォーム（GA-B）」が刷新され、基本性能と電動化技術を徹底的に向上。「Lexus Driving Signature」の深化を追求。
ドライバーとクルマが一体になり、いつまでも運転していたいと思えるハンドリング、すべての乗員が笑顔になれるような快適性も目指したそうです。
具体的には、ドライバーとクルマとの一体感を徹底的に追求したドライビングポジションとパッケージが追求されています。
音や振動の発生源を抑制する源流対策にこだわることで、レクサスに求められる高い静粛性を実現。走りの基本性能向上とデザイン性を突きつめた空力性能、電動化技術をさらに磨き上げた新開発HEV（ハイブリッド）システムも搭載されます。
走りだけでなく、デザインも注目の的になりそうです。「Premium Casual」というコンセプトを掲げ、コンパクトサイズにとらわれない存在感と上質さを具現化。同時に、カジュアルに使いたくなる日常使いに向くコンパクトクロスを目指して開発されています。
また、レクサスの新たなフロントフェイスである「ユニファイドスピンドル」の採用もトピックスで、スタンスの良さに寄与しているように映ります。
コンパクトなボディサイズでも、タイヤの存在感があるダイナミックなプロポーションを得ています。さらに、低重心でシンプルな塊感を強調するリヤデザインも印象的です。
インテリアは、プレミアムコンパクトらしく質感にこだわりながらも、リラックスしてクルマとの一体感を楽しめるキャビンに仕立てたそうです。ボディサイズのヒエラルキーを超えた上質なインテリアデザインは、走りの楽しさを最大化させるというコクピットが乗員を迎えるだけでなく、居心地のいいキャビンを彩るアンビエントイルミネーションも用意されます。
そのほか、先進の予防安全技術である「Lexus Safety System +」、快適な移動を支える高度運転支援技術の「Lexus Teammate」、12.3インチフル液晶メーターの採用など、運転支援装備も充実しています。
また、ユーザーのライフスタイルや感性に寄り添ったクルマにするべく、新しいグレード体系である「COOL」「RELAX」「ELEGANT」「ACTIVE」「URBAN」という5つの世界観を具現化したグレードに加えて、オーダーメイドシステム「Bespoke Build」が新たに用意されるのも見どころです。
内装色やシート素材、刺繍パターンなど、約33万通りの組み合わせから自分だけの1台に仕立てることができます。
●ボディサイズ（プロトタイプ）：全長4190×全幅1825mm×全高1560mm、ホイールベース2580mm
●タイヤサイズ：225/60R17、225/55R18
（塚田 勝弘）
