■電気モーターを3基搭載、AWDを備えたプラグインハイブリッドシステム
マツダの次世代ロータリーエンジン搭載のスポーツカーに関する特許画像が流出、スウェーデンエージェント経由で入手しました。
特許画像の申請が、必ずしも市販化されることを意味するわけではありませんが、発売を視野に検討されていることは間違いありません。
詳細は不明ですが、この特許では電気モーターを3基搭載、AWDを備えたプラグインハイブリッドシステムと思われ、描かれているロングノーズ&ショートデッキから次世代スポーツカーを想像させます。
この特許はもともと2021年6月に申請されたものですが、先週米国で公開されたようです。この文書にはロータリーエンジン自体について多くの情報は含まれていませんが、フロントに搭載されていると記載されています。
ロータリーエンジンはハイブリッドセットアップの一部で、前輪用の23psの誘導モーターと、内燃エンジンの後ろに配置される36psの永久磁石同期モーターという、さまざまなタイプの電気モーターの組み合わせもあるといいます。クルマには全輪駆動機能が備わっており、これら2種類の電気モーターは異なる方法でトルクを伝達するようです。
バッテリー自体も非常に興味深く、マツダは独自の可変電圧システムを提案しており、単一のパッケージに収められた4つの48ボルトモジュールを使用していると思われます。
システム負荷が低い場合、モジュールは従来の48ボルトのバッテリーとして作動しますが、より出力が必要な場合、バッテリーは電気スイッチを使用して2組のバッテリーセルを再構成し、96ボルトで直列に作動します。
特許によれば、この設計により重量が軽減されますが、これは内燃機関、3つの電気モーター、バッテリーを備えたスポーツカーにとって極めて重要だといいます。
この新しい特許が何を意味するのかは不明で、単に自社の技術を他社から守っているだけかもしれません。しかし、ロータリーエンジンを搭載したスポーツカーが実際に登場する可能性はあると見られ、ロードスター次期型の大きなヒントになるかもしれません。