■創立75周年を迎えるホンダが、二輪と四輪の計4モデルで「レッド・ドット賞」を受賞
2023年で創立75周年を迎えるホンダ。世界的に権威のあるデザイン賞である「レッド・ドット・デザイン賞」のプロダクトデザイン部門で、「XL750 TRANSALP」、海外専用モデルの「CB750 HORNET」「シビック e:HEV」「シビック TYPE R」の4モデルが「レッド・ドット賞」を受賞しました。ホンダの「レッド・ドット賞」受賞は、4年連続になります。
1955年に設立された「レッド・ドット」は、世界で最も権威あるデザイン賞のひとつ。ドイツのエッセンを拠点とするノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが主催しています。
ホンダの4モデルが受賞したプロダクトデザイン部門は、51のカテゴリーがあり、主に工業製品を対象に、デザインの革新性、機能性や耐久性、人間工学など、9つの基準から審査されます。
「日常から世界一周までを叶える、新世代ジャストサイズオールラウンダー」というコンセプトを掲げるXL750 TRANSALPは、街乗りから高速道路、峠道や未舗装路までオールラウンドで楽しめる、最新世代の大型ツアラーバイクです。
スタイリングのコンセプトは、親しみやすく頼れるタフなデザインで、冒険心を掻き立てるアドベンチャースタイルが目を惹きます。防風性能と空力性能を兼ね備えた、機能的な大型ウインドスクリーンが採用されています。
CB750 HORNETは、「ワインディングを、都会を、颯爽と駆け抜けるパフォーマンスミドルスポーツ」が開発コンセプトとして掲げられています。「755ccエンジンによる迫力のダイナミズム」「軽快かつ安定した乗り味」「都市部での取り回し性」「充実の先進装備」を高次元で両立。
デザインは、日常ユースから週末のレジャーまで、幅広い使い勝手の中でワクワクを演出するために、軽量コンパクトな外観が追求されています。しなやかな俊敏性と力強さを併せ持ったスポーツネイキッドスタイルを目指したそうです。
「爽快スポーツe:HEV」を掲げるシビックe:HEVは、新開発の2.0L直噴エンジンと最新のハイブリッドユニットが組み合わされ、「スポーツe:HEV」による爽快な走りと環境性能の両立を実現したモデルになっています。
デザインでは、運転しやすいインパネや広いキャビンを確保しつつ、流れるような美しいプロポーションが目を惹きます。サイドは、フロントフードからリヤエンドまで低い水平基調で、力強く、軽快な走りを予感させる意匠となっています。
そして、シビックTYPE Rは、「Ultimate SPORT 2.0」を謳い、スポーツカーの価値である「速さ」と官能に響く「ドライビングプレジャー」が両立させた究極のピュアスポーツ性能を目指して送り出されました。ロー&ワイドを印象づけるエクステリアは、圧倒的な速さと美しさを兼ね備えたデザインが追求されています。
冷却性能向上のため、大開口のグリル、サイドシルガーニッシュやアルミダイキャストステーが採用されたリヤスポイラーなどにより、空力性能も追求。リヤフェンダーとボディが一体化されたことで、流れるような美しいフォルムも目を惹きます。
(塚田 勝弘)