新城ラリー前のテストと本番前のレッキ、これが勝負の決め手!☆元SKE48梅本まどかのうめまど通信vol.133

■新城ラリー参戦記♪ まずは本番と同じGRヤリスでレッキ!

●新城ラリー2023 supported byAICELLOのレッキはこんな感じ♪

桜は咲いたかな? 元SKE48梅本まどかです♪

新城ラリーのレッキ模様を紹介!
新城ラリーのレッキ模様を紹介!

前回のうめまど通信vol.132で、2023年3月4日(土)~5日(日)に愛知県で行われた「2023JAF全日本ラリー選手権 第2戦 新城ラリー2023 supported byAICELLO」を終えて率直な感想を書いたのですが、今回からしっかり振り返っていこうと思います。

今回は金曜日の朝5時50分から新城文化会館のHQ(ヘッドクオーター)でレッキ受付が始まるという事だったので、木曜日の夜にチームと合流。翌日すぐに出発できるよういろいろ準備をしました。

今回はレッキカーとしてGRヤリスRZを使い、本番車はレッキ中に車検準備をしてもらう事に!

●本番と同じGRヤリスでレッキを行う大切なこと

レッキオープン待ち
レッキオープン待ち

実は、最初は私の86でレッキを行う予定でしたが、なるべく本番車の方が雰囲気もわかりやすいし、ノートも作りやすいと監督に相談したら、「本番車は車検準備をしたい」と。

ということで、本番車を使ってのレッキは諦めていたのですが、同じGRヤリスだからとRZを準備して下さいました。

これはホントに感謝です!

今回の新城ラリーのSS(スペシャルステージ/タイムアタック区間)は、鬼久保(6.72km)、鬼久保Rev(3.56km)、雁峰北(10.69km)、額田(9.96km)と、新城総合公園(0.6km)の5本。

コ・ドラ目線
コ・ドラ目線

鬼久保と額田はラリージャパンで走っているのですが、車両が違うと感覚が変わるので、その変化とか、ラリージャパンの景色が悪い意味で残らないようにしたかったのです!

右ハンドル(今回のGRヤリス)と左ハンドル(ラリージャパン2022で乗ったプジョー208 R2)では、ちょっと景色も違いますしね。

とは言っても、レッキではタイムアタックするスピードは出せないですし、ここでしっかりノートを作るためには確認しながら走らなければなりません。

レッキでGRヤリスを使わせて頂いたのには、車内の雰囲気に慣れるためと、もう1つ理由が。

●事前テストも参加してきました!

今回は事前テストにも一度、参加してきました!

ペアを組むドライバーの村田康介選手が、サーキットでのテストを2度行ったのですが、1回目で主なセッティング。2回目は確認も含めて最終チェックを行う作業をしたそうです。

私は2回目に行った名阪スポーツランドに参加してきました。

久しぶりに乗るヤリスは「あぁ、こんな感じだったなぁ」と、ちょっと懐かしい気持ちに。

村田選手のセッティングもしっかり終わった後に乗ったからか、凄く安心感も感じられ、いけそうな雰囲気がありました。

こんな感じでした
こんな感じでした

ちなみに、この日は2月後半でしたが、名阪スポーツランドでは雪が降る寒さでした。が、着いたらすでにクルマをイジイジしていた村田選手。

こうしたテストができる、できないも大きいので、今回3位になれたのも村田選手のセッティングやテストのおかげでもあります。

テスト日のヤリスはゴールドホイール
テスト日のヤリスはゴールドホイール

ここではスピード感など短い距離ではありますが、「走る感覚みたいなものを戻す! ヤリスを感じる!」をテーマに2回、横に乗って体感。

他の時間はステッカーを貼ったり、新しくなるカメラの説明書を読んだり、チームと連絡をとって荷物の確認など、ホントに細かな準備。どちらかというと、乗るより最終確認の方がメインになっていた気もしますが(笑)。

でも、ラリーは準備が8割!なので、本番困る事なく上手くいろいろ進められたのは、この日のおかげな気がします。

●ラリーは20分前行動!? でも村田選手のマイペースに助けられてます♪

話は戻ってレッキ。

『5時50分オープン』と書いてあったので、少し前の5時30分くらいに到着予定でホテルを出発したのですが、ちょうどHQに着くとすでに受付が始まったのか、封筒をもらって駐車場に戻る選手の姿がありました。

「え!? めちゃくちゃ早い!!」と正直思ったのですが、これがラリーだな、とも。

一般的には5分前行動と言われていますが、ラリーでは20分前行動でもONタイムみたいなもの。

レッキ待ちパート2
レッキ待ちパート2

村田選手はマイペースなので、あまりこういうのを気にしないのがとても助かります!

「絶対に早く行きたい!」というドライバーさんもいるのですが、どちらかといえば「時間あるならOK。焦らなくていいならどの時間でも」みたいな感覚なので、私は凄く気持ちが楽なのです。

レッキは人によって「ここで行きたい!」というのがあるし、ペースがそれぞれ違うので、こういう所もポイントなんですよね。

今回は、新城総合公園だけレッキは徒歩で行うのですが、こういうノートを作るのは得意不得意が分かれるポイント。

村田選手はダートラ(ダートトライアル)選手でもあるので、普段から歩いてラインを確認してタイムアタックしています。これを慣熟歩行というのですが、ジムカーナの選手とダートラの選手は必ず行うので得意なのです。

●ダートラ屋でもある村田選手、新城総合公園SSでベスト狙い!

村田選手の公園レッキ中
村田選手の公園レッキ中

村田選手が珍しく、「オレはダートラ屋さんだから、ここはベストを出します!」と意気込んでいました。

1回だけ歩く人もいれば、2回、3回と歩く人も。時間の決まりはあるのですが、その時間を使ってどう歩くか、確認するかはその人次第。動画を撮りながら歩く人もいれば、仲間で歩きながら喋っている人、いろいろです。

みんなが歩いて確認しているので、パッと見はお散歩のように見えるのですが、意外と路面や目標をしっかり見つけています!

ここでの選手間の会話も面白く、情報収集にもなったりするので、私は好きな時間です。

レッキ待ちにパシャリ
レッキ待ちにパシャリ

レッキ日は晴天♪ これが雨だとめちゃくちゃ大変なので、ホントによかったです。いつも大変なレッキですが、ちょっと慣れてきたからなのか晴れたからなのか、新城ラリーのレッキは楽しかったです♪

さて、次回はいよいよスタート後のお話しです♪ お楽しみに☆

梅本 まどか

この記事の著者

梅本まどか 近影

梅本まどか

「鈴鹿2&4」レースをSKE48のメンバーとしてPRさせて頂いた事をきっかけにスーパーフォーミュラやF1観戦にハマり、今はオンからオフまで様々なモータースポーツを観ること・ツーリング・ドライブが趣味です!愛車はトヨタ86/CB400SF。
アイドル卒業後は名古屋を拠点にタレントとして活動しながら全日本ラリーにコ・ドライバーとして参戦。ラリー歴5年目のひよっこコ・ドライバーとして経験した事やイベント、愛車の話しなど「うめまど通信」で感じた事や裏話を書かせて頂いています!
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