パイオニアからWebLinkに対応した1DINタイプのディスプレイオーディオ「DMH-SF500」が登場

■「WebLink」対応により、スマホ画面をディスプレイに映して直接操作できる

2023年1月19日(木)、新しい「楽ナビ」を発表したパイオニアは、「Apple CarPlay」「Android Auto」対応フローティングタイプの9インチ大画面ディスプレイオーディオ「DMH-SF500」を3月に発売します。価格はオープンで、実勢価格は8万円前後(税込)です。

Pioneer_Displayaudio_DMH-SF500_20230119_1
カロッツェリアから1DINタイプのディスプレイオーディオ「DMH-SF500」が発売

「カロッツェリア」の9インチディスプレイオーディオ「DMH-SF500」は、楽ナビにも初設定されたフローティングタイプ。スマホ連携で定番化している「Apple CarPlay」、「Android Auto」に加えて、iPhoneやAndroid対応のスマホ画面を本体ディスプレイに映して直接操作できる「WebLink」にも対応しています。

Pioneer_Displayaudio_DMH-SF500_20230119_2
「Apple CarPlay」分割画面表示で操作性を向上

9インチの大画面ディスプレイを採用しながらも1DINスペースに装着可能で、幅広い車種で迫力のある映像やコンテンツが楽しめます。

iPhoneやAndroid対応のスマホを接続するだけで、「Apple CarPlay」、「Android Auto」対応アプリがディスプレイに表示されます。

操作は、タッチパネルで直感的に操作できるほか、国内市販ディスプレイオーディオとして初めて「WebLink」に対応(2023年1月時点、Abalta社調べ)。

Pioneer_Displayaudio_DMH-SF500_20230119_3
「Android Auto」分割画面表示

ナビは搭載されていませんが、ナビ・アプリを大画面に表示することで、カーナビとして使用できます。「Siri」または「Googleアシスタント」による音声制御にも対応し、走行中でも画面を注視せずに目的地の検索や音楽再生、ハンズフリー通話、テキストメッセージ送信などが可能です。

また、「Apple CarPlay」、「Android Auto」使用時に、画面を切り換えることなくオーディオソースをコントロールできる「分割画面表示」にも対応するなど、操作性にも配慮されています。

Pioneer_Displayaudio_DMH-SF500_20230119_4
「WebLink Cast」の使用イメージ

なお、「Apple CarPlay」、「Android Auto」を利用するには、別売のケーブルが必要。また、「Android Auto」を使用するには、Android OS 8以降が搭載されたAndroidスマートフォン、有効なデータプラン、およびAndroid Autoアプリも必要になります。

さらに、iPhoneやスマホ画面を本体ディスプレイに映して直接操作できる「WebLink Cast(有料ストリーミング動画サービスなど、著作権で保護された映像コンテンツの再生はできません)」や、「YouTube」などの「WebLink」対応アプリも同機で使用できます。

この「WebLink Host」アプリがインストールされたiPhoneやスマホをUSBとBluetoothで同時接続すれば、「YouTube」や「WebLink Cast」などの「WebLink」対応アプリを本体ディスプレイに映しての操作が可能です。

「WebLink Cast」アプリ使用時には、iPhoneやスマホの画面を本体ディスプレイに映して直接操作できるため、普段使っているスマホ・アプリを同じ感覚で操作可能で、しかも大画面で楽しめます。なお、走行中は「WebLink Cast」アプリを使ってiPhoneやAndroidスマホの画面を本体ディスプレイに表示、操作することはできません。

Pioneer_Displayaudio_DMH-SF500_20230119_5
「ライトモード」

先述したように、1DINサイズのフローティング構造の採用により、9インチの大画面モデルを幅広い車種に装着できるのも特色です。取付時にシフトレバーやハザードボタンなどの位置、好みに合わせてディスプレイの位置を上下、前後、左右に調整することもできます。

洗練されたデザインも魅力で、フルフラットモニター部にブラックとダークシルバーの塗装が施され、ディスプレイと一体化するフラットキーも特徴になっています。

昼夜で見やすい2画面表示も用意されています。背景や文字の色を変えることで、昼夜に適した2種類の画面モードが採用されています。日中の画面への映り込みを軽減する「ライトモード」、夜間の眩しさを軽減する「ダークモード」の切り換えは、手動とイルミネーションや時刻に連動した自動切り換えに対応。

Pioneer_Displayaudio_DMH-SF500_20230119_6
「ダークモード」

オーディオ面も抜かりはありません。「フルカスタム高性能48bitデュアルコアDSP」など、厳選された高音質パーツが搭載採され、独自の音質チューニングが施されています。

車内で最適な音場を創り出す「タイムアライメント」や「ネットワークモード」、音質を細かく調整できる「13バンドグラフィックイコライザー」などにより、高音質な音楽を楽しめます。

また、圧縮音源をCDに迫る高音質で再生する「アドバンスド・サウンドレトリバー」といった多彩なオーディオ機能も搭載されています。

そのほか、バックカメラ接続に対応し、駐車をアシストするガイド線表示も可能。リヤモニター出力端子(RCA)を装備するなど、拡張性も確保されています。

スマホの小さい画面で地図アプリや楽曲再生を使っている人は、このディスプレイオーディオを装着すれば、ドライブがより便利で、より楽しくなるはずです。

(塚田 勝弘)

【関連記事】

オンライン対応の「楽ナビ」新製品は、カロッツェリア初のフローティングモデルも新設定
https://clicccar.com/2023/01/21/1254962/

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる