トーヨータイヤの「OPEN COUNTRY A/T Ⅲ」「TRANPATH mp7」「M937」がグッドデザイン賞として高く評価された理由とは【2022年度グッドデザイン賞】

■トーヨータイヤ独自のパターンデザイン技術を評価

1957年に設立されたグッドデザイン賞は、「よいデザイン」を顕彰し続けていて、「G」マークが付いた商品を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

日本で唯一のデザインアワードで、有形無形を問わず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、日本屈指のデザイナーや建築家などから構成される審査委員会の評価に基づき、同賞が贈られます。

トーヨータイヤ オープンカントリー エーティースリー
「OPEN COUNTRY A/T Ⅲ(オープンカントリー エーティースリー)」

このほど、TOYO TIREが展開している、SUV向けオールテレーンタイヤの「OPEN COUNTRY A/T Ⅲ」、世界初のミニバン専用タイヤとしても知られる「トランパス」シリーズの「TRANPATH mp7」、コミュニティバス専用スタッドレスタイヤ「M937」の3商品が、「2022年度グッドデザイン賞」を受賞しました。

SUV向けオールテレーンタイヤの「OPEN COUNTRY A/T Ⅲ」は、特徴であるマッド性能をはじめとしたオフロードでの走行性ばかりでなく、オンロードでの快適性も兼ね備えています。

トーヨータイヤ オープンカントリー エーティースリー
2022年7月に発売された「OPEN COUNTRY A/T Ⅲ(オープンカントリー エーティースリー)」

降雪時でも走行可能など、シーズンを問わず使用できます。多様な気象条件や路面状況での走りにバランス良く対応。

審査委員会の評価は、「SUV/CCVカテゴリーのスタイリングにマッチするオフロードテイストの強いラギッドなデザインでありながら、じつは多様な路面状況でも性能を発揮するオールテレーンタイヤの機能こそが最大の特徴。ユーザーの利便性が高いのが美点です。2017年にグッドデザイン賞を受賞した先代も、性能とデザインのバランスを特徴としていて、そのDNAは、今回のニューモデルに確実に継承されています。ひとつのタイヤが複数の機能を有することは、資源の有効活用の観点からも評価できます」と、先代モデルからDNAが受け継がれていること、エコであることも評価されています。

トーヨータイヤ トランパス エムピーセブン
2022年1月発売の「TRANPATH mp7(トランパス エムピーセブン)」

「TRANPATH mp7」は、長寿命に加えて、山道などでもふらつきにくく、ウェット性能を従来品比で向上し、雨の日でも安心して走破できます。

「新車登録台数シェア15%を超えるミニバン専用タイヤとして、近年みられる車体重量の上昇やゲリラ豪雨の増加といった新しい課題の解決に挑戦しているのがうかがえます。安全かつ低燃費とロングライフを実現するダイナミックテーパーの採用をはじめ、さまざまな創意工夫からは、担当者の知識と熱意が感じられます」という高評価になっています。

トーヨータイヤ トランパス エムピーセブン
「TRANPATH mp7(トランパス エムピーセブン)」のトレッド面

「M937」は、タイヤ管理とコスト削減に貢献し、通年使用が考慮されたコミュニティバス専用スタッドレスタイヤです。

審査委員会の評価は、「小型バスの運行事業者は、経営規模が小さな事業者も多く、限られた車両数で運用するなかでタイヤ交換は大きな負担になっています。また、小型バスが主に活躍するなか、山間地域では、温暖な地域でも冬期間は峠道などで積雪することも多々あります。このM937は、そのような人口希薄地帯の公共交通を支える小型バスの切り札になるはず。ほとんどの乗客は、この素晴らしいタイヤの役割を知らずに利用しているかもしれませんが、広く知っていただきたいタイヤといえるでしょう。きめ細かいニーズに対応して技術開発し、製品を送り出された点を高く評価します」というもの。

トーヨータイヤ
2022年9月発売の「M937(エムキュウサンナナ)」

今回、グッドデザイン賞を獲得した3つのタイヤは、いずれもトレッド面に、機能的な役割を発揮する要素を凝縮した独特なパターンデザインが与えられています。

「OPEN COUNTRY A/T Ⅲ」と「M937」は、大型のブロックが交互に配置されたオリジナルパターンを採用。「TRANPATH mp7」は、トレッド面のブロックや溝のデザインが、左右で異なる非対称パターンが配されています。

トーヨータイヤ エムキュウサンナナ
M937(エムキュウサンナナ)のトレッド

いずれも、「トーヨータイヤ独自のパターンデザイン技術が、使用環境やニーズの変化を的確に捉え、時代にマッチした製品開発を行なう姿勢を具現化したもの」と高く評価されています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘

塚田勝弘 近影
1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。クルマ、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。