トーヨータイヤが「OPEN COUNTRY M/T-R」を供給したブライス・メンジス選手が「SCORE BAJA 400」3連覇を達成

■過酷な条件下で優れた悪路走破性、高い耐久性を証明

多彩なモータースポーツに参戦しているTOYO TIRE(トーヨータイヤ)は、同社のオフロード系ブランド「OPEN COUNTRY」で様々なオフロードレースに注力しています。

その中でも、メキシコ北部、米国カリフォルニアと接するバハ・カリフォルニアで開催されている、世界有数の過酷なオフロードレース「SCORE ワールド・デザート・チャンピオンシップ」にも注力しています。

ちなみに、「SCORE ワールド・デザート・チャンピオンシップ」は、バハ・カリフォルニア半島を転戦するオフロードレースで、その最終戦が最長距離である約1000マイルを競う「SCORE BAJA 1000」となっていますが、日本ではシリーズ全体を「バハ1000」と呼ぶことが多くあります。今回の「SCORE BAJA 400」は、「SCORE ワールド・デザート・チャンピオンシップ」の第3戦です。

Bryce Menzies選手のOPEN COUNTRY M/T-R装着車両
Bryce Menzies選手のOPEN COUNTRY M/T-R装着車両

TOYO TIRE、米国タイヤ販売子会社Toyo Tire U.S.A.(TTC)は、2023年9月13日(水)から9月17日(日)まで、メキシコで開催されたオフロードレース「第4回 SCORE BAJA 400(バハ400)」で、同社製ピックアップトラック/SUV用タイヤの「OPEN COUNTRY M/T-R」を供給。

OPEN COUNTRY(オープンカントリー)シリーズは、ピックアップトラック/SUVをターゲットとしたTOYO TIREの主力タイヤブランド。同社は「SCORE World Desert Championship」をはじめとした国際的なレースで、同タイヤシリーズ装着車両で多くの好成績を収めています。

総合優勝したBryce Menzies選手チーム
総合優勝したBryce Menzies選手チーム

レースの場で、耐久性能や耐外傷性、悪路走破性を高い次元でブラッシュアップ。特に、大型SUV車両が抜きんでて普及している北米では、高い基本性能とアグレッシブなパターンデザインが高く評価されています。

日本国内では、アウトドアやファッションを志向するユーザーの間で、タイヤ側面の商品名とブランドロゴを白文字で立体的に表記したホワイトレターの商品が人気を集めているのはご存じのとおり。

「SCORE World Desert Championship」の第3戦で、同社からタイヤ供給とサポートを受けたBryce Menzies(ブライス・メンジス)選手が見事総合優勝を成し遂げたのをはじめ、同レースでタイヤサポートを受けたAndy McMillin(アンディ・マクミラン)選手も総合3位に入賞。

さらに、Jason Mc Neil(ジェイソン・マクネイル)選手がTrophy Truck Spec部門を、Gustavo Vildosola Sr(グスタボ・ヴィルドソーラ・シニア)選手がTrophy Truck Legends部門でクラス優勝を果たしています。

起伏の続く砂漠地帯や険しい山岳地帯において「OPEN COUNTRY M/T-R」は、優れた悪路走破性、高い耐久性と信頼性を証明したことになります。総合優勝を果たしたブライス・メンジス選手は、レース中盤で車両トラブルに見舞われながらも、豊富な経験とドライビングテクニックで全行程約385マイル(約619km)を7時間53分54秒で完走。「SCORE BAJA 400」3連覇を達成しています。

同ラリーで高い走破性を証明した
同ラリーで高い走破性を証明した

ブライス・メンジス選手は、「SCORE BAJA 400で、Menzies Motorsportsのチームメイトであるアンディ・マクミラン選手とともに、表彰台に立てたことはとても素晴らしいことです。今回の勝利は、次回のSCORE BAJA 1000に向けて大きなアドバンテージになるはずです」とコメント。

OPEN COUNTRY M/T
OPEN COUNTRY M/T

ブライス・メンジス選手、ジェイソン・マクネイル選手、グスタボ・ヴィルドソーラ・シニア選手は、「2023年SCOREシリーズ」のTrophy Truckカテゴリ3部門(Trophy Truck部門、Trophy Truck Spec部門、Trophy Truck Legends部門)において、現在ランキングトップに付けています。

2023年11月13日(月)から18日(土)に開催される最終戦「SCORE BAJA 1000」でポールポジションからのスタートが決定。TOYO TIREとTTCは、引き続きOPEN COUNTRYシリーズの供給を通じて、選手とともに年間優勝を目指す構えです。

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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