■SUV「オーストラル」の3列7人乗りバージョンとして登場
ルノーは2022年3月、SUV「カジャー」後継モデルとして全車ハイブリッドSUV「オーストラル」を発表しましたが、そのミニバンバージョンが開発中であることがわかりました。
「エスパス」は、1984年のデビュー以来、5世代にわたるミニバンのパイオニアの1つです。
第5世代となる現行型は2015年に発売、2020年にはクロスオーバースタイルを採用してフェイスリフトされましたが、顧客の関心を呼び戻すには至らず、2022年末までに廃止されると予想されています。
一瞬を捉えたワンカットですが、スペインで捉えたプロトタイプは、オーストラルに似ていることが分かります。
長いリアオーバーハングが確認できるほか、ルーフラインが異なり、リアエンドが新設計されています。そのサイズ感からも、おそらく3列7人乗りレイアウト、後席乗員用の十分なスペースと、荷物ルームを備えたオーストラルの実用的ミニバンバージョンと予想されます。
フロントエンドの画像はありませんが、オーストラルとは差別化されたデザインを採用、「CMF-CD」アーキテクチャに乗り、電動化されたパワートレインを共有すると思われます。
市販型では、「Espace」(エスパス)の名前を採用する可能性があるようですが、最終的に「オーストラル エスパス」と呼ばれるのか、単に「エスパス」と呼ばれるか明らかになっていません。
オーストラル エスパス/エスパスのワールドプレミアは、最速で10月17日開幕のパリモーターショーと噂されており、市場では、VW「ティグアン オールスペース」、プジョー「5008」、日産「エクストレイル」あたりが競合車種となりそうです。