マカンEVプロトタイプ、圧巻の巨大ホイールエクステンションを装備、最大700馬力に

■航続距離はタイカンを超える500kmに

ポルシェは現在、フルエレクトリック・クロスオーバーSUV「マカンEV」(仮称)を開発中ですが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。

ポルシェ マカン_001
ポルシェ マカンEV 市販型プロトタイプ

ニュルブルクリンクに再び姿を見せたプロトタイプは、これまでなかった巨大なプラスチック製のホイールエクステンションを装着し迫力を増しているほか、リアエンドにもディフューザー代わりのテストコンポーネントが見てとれます。

ポルシェ マカン_008
ポルシェ マカンEV 市販型プロトタイプ

他では、スリム化されたヘッドライトを装備、グリルは閉じられ、エアインテークが低い位置に配置されています。

燃焼エンジンのマカンでは、ボンネットフード開閉ラインがエアインテークと接続されていますが、EVではラインが後ろに後退しており、インテークとの間にスペースがあるようです。

マカンEVのワールドプレミアですが、VWグループのソフトウェア部門「CARIAD」において、次世代EVに必要なソフトウェア開発に問題が生じていると噂されていた通り、やはり当初の2023年から2024年に変更されたことがわかりました。またアウディとベントレーのいくつかのEVモデルにも支障が出ているといいます。

市販型では、PPE電気自動車プラットフォームに基づき、タイカンよりも航続距離が大幅に改善されると予想されており、1回の充電で500km以上走行できることを目指し開発されているという情報が入っています。

最高性能のトリムレベルで最大700psを発揮することもわかっています。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる