■「NE」型では同じホイールベースを維持しながらより広いスタンスに
マツダを代表するライトウェイトスポーツ「ロードスター」次期型の開発がいよいよスタート、そのプロトタイプをカメラが捉えました。
初代ロードスターは1989年に登場、「ユーノス店」第1弾モデルとして「ユーノス ロードスター」の名称で発売、その後1996年に「ユーノス」の名称が消滅しました。
1998年にデビューした2代目で「マツダ ロードスター」に変更、2005年には3代目(NC型)が発売し、プラットフォームが刷新されました。
現行モデルである4代目「ND型」は、2015年に登場、発売から7年が経過し、次期型「NE」の開発がいよいよスタートしたようです。
捉えたプロトタイプは、開発初期段階のため現行「ND」ボディを装着したテストミュールです。ノーズに微妙なカモフラージュがほどこされ、現行型のフェイスリフトを装っています。
しかし騙されてはいけません。グリルをはじめ、ヘッドライト、スリムなコーナーエアインテークなど一切変更されていないのです。
さらによく見ていくと、リアフェンダーがワイド化されていることがわかるほか、後輪のすぐ前の下をテープで留められた配線が走っており、フェイスリフトではなく、次期型の初期プロトタイプの可能性が高いようです。
おそらく、次期型となる「NE型」では、同じホイールベースを維持しながら、より広いスタンスを特徴とするスポーツカーになると思われます。
マツダは次期「NE型」に、独自の後輪駆動プラットフォームを採用、ガソリンエンジンを搭載することをアナウンスしており、フルエレクトリック化はないのでしょう。おそらく、2.0リットル直列4気筒エンジン(SKYACTIV-X)が48Vマイルドハイブリッドと組み合わされ、「SPCCI」(火花点火制御圧縮着火)の恩恵を受けると予想されます。
ロードスター次期型のワールドプレミアは、2024年内が有力とみています。