エレクトリックでも「魔法の絨毯」は健在。ロールス・ロイス初EV「スペクター」公式リーク画像

■エレクトリックモデルでも伝統の「マジックカーペット」を実現へ

ロールス・ロイスは、現在開発中のEV「スペクター」市販型プロトタイプの最新画像を公式リークしました。

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ロールスロイス スペクター 市販型プロトタイプ ティザーイメージ

スペクターは、BMWのアーキテクチャに基づく「レイス」とは異なり、ゴーストとファントムと共有されている「Architecture of Luxury」アルミニウムスペースフレームを採用する、同ブランド初のフルエレクトリックモデルとなります。

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ロールスロイス スペクター 市販型プロトタイプ ティザーイメージ

現在開発は40%を終了しており、2022年初の25%から増加しています。開発が進むにつれ、抗力係数(CD値)も0.26から0.25へ下げられるなど進化を見せています。

ロールス・ロイスCEOであるTorsten Muller Otvos(トルステン・ミュラー・エトヴェシュ)氏は、「これまでのテスラのようなドライビングモードにこだわるのではなく、代わりにスペクターは最も印象的な形でWaftability(ふわふわと浮かぶ感じ)を提供します」と語っています。

現在はフランスで開発テストを行っており、新しいサスペンションハードウェアの開発に注力しているといいます。これはスペクターにとって非常に重要であり、EVでも同社の代名詞「マジックカーペット」(魔法の絨毯)の乗り心地を提供するといい、それは「プライベートジェットの離陸に似た体験」だと語っています。

市販型で予想されるEVスペックは、BMW「i7」以上の航続距離700kmを可能にする120kWhのバッテリーパックを積み、最高出力は750psを発揮すると噂されています。

スペクターのワールドプレミアは、2023年後半と予想されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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