メルセデス・ベンツ最小の電動SUV「EQA」改良型、フロントマスクに高級感

■新しいソフトウェアにより航続範囲が向上

メルセデス・ベンツのフルエレクトリック・クロスオーバーSUV、「EQA」改良型プロトタイプをカメラが捉えました。

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メルセデス・ベンツ EQA 改良型プロトタイプ

EQAは電動モデルに特化したブランド「EQ」から2021年に発売されたブランド最小の電動SUVで、ICEを搭載したメルセデス・ベンツ「GLA」をベースとしています。

ボディワークとスタイリングのほとんどは共有されていますが、EQAはトランクリッドに沿って走る水平LEDライトストリップを装備するほか、滑らかなグリルに接続する専用ヘッドライトによって区別されます。

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メルセデス・ベンツ EQA 改良型プロトタイプ

捉えたプロトタイプは、グリルのみを完全にカモフラージュ。アウトラインの修正や、フラッグシップ『EQS』風のグリルに新設計される可能性がありそうです。

後部はテールライトをはじめバンパーデザインも現行型から変更されていませんが、おそらく今後着手されることになるはずです。

運転席側からわずかに見える内部画像には、ダッシュボード上部を確認、円形のHVACベントが見てとれます。また、ドライバーディスプレイとインフォテインメントスクリーンを並べて収納するダッシュマウントスクリーンの上部もわずかに見えます。

レイアウトは変更される可能性が低いですが、改良型では、最新のMBUXソフトウェアを手に入れるでしょう。

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メルセデス・ベンツ EQA 改良型プロトタイプ

パワートレインですが、エントリーレベルの前輪駆動シングルモーターモデルは188馬力(144kW)を供給。全輪駆動のデュアルモーターモデルは、最大288hp(215kW)を供給します。

これらの数値はおそらく変わらず、利用可能なバッテリー容量も変わらないと予想されますが、新しいソフトウェアやそのほかの調整により、航続範囲が広がる可能性がありそうです。

EQA改良型のワールドプレミアは、2023年内と予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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