アウディ初の量産EVが大きな進化。航続距離が600kmへ

■最終デザイン露出。六角形のメッシュパターンの新グリル採用

アウディは現在、フルエレクトリックの欧州Eセグメントクロスオーバー「e-tron」改良型を開発中ですが、市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

アウディ e-tron_002
アウディ e-tron 改良型 プロトタイプ

雨中のオーストリア山中で捉えたプロトタイプは、これまでで最もカモフラージュが落とされ、最終デザインが鮮明に見えてきています。

フロントエンドには、交差する六角形のメッシュパターンが配置された新グリルへが装備されています。

ヘッドライトのアウトラインは継承されているようですが、内部LEDデイタイムランニングライトを刷新。バンパーには台形の開口部があり、コーナーエアインテークは現行型よりコンパクトに見えますが、カモフラージュで隠している可能性がありそうです。

アウディ e-tron_008
アウディ e-tron 改良型 プロトタイプ

側面では、優れた空力特性でデザイナーやEVメーカーの間で非常に人気の高い、デジタルサイドミラーを装備。後部では、全幅ストリップで結ばれるテールライトを配置、グラフィックが刷新されています。

キャビン内は撮影できませんでしたが、カメラマンによると、インフォテイメントディスプレイがアップデートされていたといいます。

EVスペックですが、改良されるe-tron、並びにe-tron Sportbackには、航続距離を伸ばす新開発バッテリーが搭載されるといい、より効率的なモーターおよび改善されたエネルギー回収システムにより、WLTP計測で373マイル(600km)が見込まれています。

また、より強力な電気モーターもアップグレードの中にあると噂され、強化される「S」グレードでは、ブーストモードで最大429hp、または496hpを発揮します。

e-tron改良型のワールドプレミアは、2022年内と予想されています。

 (APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる