ホンダの軽量ネイキッド「CB250R」が、最新の倒立フォークやスリッパークラッチを採用してモデルチェンジ

■エンジンやフロントサスをアップデート

軽量コンパクトな車体と足着き性の良さなどで、初心者からベテランライダーまで幅広い層に人気の250ccネイキッドスポーツ、ホンダ「CBR250R」がモデルチェンジを敢行。

ホンダのCB250Rがモデルチェンジ
CB250Rのキャンディークロモスフィアレッド

249cc・水冷単気筒エンジンを最新の排ガス規制に対応させたほか、サスペンションに最新のショーワ製SFF-BP倒立フロントフォークを採用するなどのアップデートが行われました。

●軽くコンパクトな車体で乗りやすさ抜群

ホンダ伝統の「CB」シリーズの新世代モデルとして、2018年4月から販売されているのがCB250Rです。

近年人気が高いネオスポーツカフェというジャンルに属するのがこのモデル。街にもフィットするビンテージバイク風のデザインを採用しながらも、最新技術を融合させることで、高い走行性能を両立していることが魅力です。

ホンダのCB250Rがモデルチェンジ
ホンダの新型CB250R

最大の特徴はコンパクトで軽いこと。全長2020mm×全幅805mm×全高1045mmという小柄な車体を持ち、しかも車両重量は144kgとかなり軽量。小柄なライダーでも取り回しがしやすく、795mmというシート高により足着き性も抜群です。

また、最高出力27psを発揮する単気筒エンジンの扱いやすい特性などで、街乗りからツーリングまで、幅広いフィールドで誰にでもライディングが楽しめるモデルです。

●最新の排出ガス規制に対応

最新モデルでは、まず、エンジンを最新の平成32年(令和2年)排出ガス規制に対応させています。

ホンダのCB250Rがモデルチェンジ
CB250Rのマットパールアジャイルブルー

また、倒立フロントフォークには、最新のショーワ(日立Astemo)製SFF-BP(セパレート・ファンクション・フロントフォーク・ビッグピストン)に変更。

右側フォークに減衰機構とスプリングを装備し、左側フォークにスプリングのみを装備したこのサスは、摺動抵抗の低減と車体の軽量化に貢献することが特徴。優れた路面追従性をもたらすことで、より安定した走りを実現します。

さらに、クラッチには、アシスト&スリッパークラッチも装備。クラッチの操作荷重を低減し、シフトダウン時のエンジンブレーキによる後輪のホッピングを抑制することで、ライダーの疲労低減や扱いやすさなどの快適性に寄与します。

ほかにも、メーター内には、現在のギアポジションを表示する「ギアポジションインジケーター」の機能も追加し、より利便性を高めています。

●精悍なブラックカラーを新設定

新型CB250Rのボディカラーには、新色となる「マットガンパウダーブラックメタリック」が追加されたこともトピックスです。

ホンダのCB250Rがモデルチェンジ
CB250Rの新色マットガンパウダーブラックメタリック

フロントフォークアウターや前後ホイール、ラジエターシュラウド、ヘッドライトリムなど、車体各部をブラックやグレーのカラーリングでまとめたことで、より精悍な印象を際立たせています。

ほかにも、シックな「マットパールアジャイルブルー」と、鮮やかな「キャンディークロモスフィアレッド」も用意され、全3色で展開されます。

価格(税込み)は、56万4300円。2022年7月21日の発売予定です。

(文:平塚 直樹

この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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