ヤマハの軽二輪スクーター新型「Xフォース」は、可変バルブ採用の155ccエンジンやスマホ連携機能を搭載

■タフなフェイスが魅力のスポーツスクーター

ヤマハ発動機(以下、ヤマハ)は、軽二輪スクーターのニューモデル「X FORCE ABS(以下、Xフォース)」を、6月28日(火)に発売することを発表しました。

ヤマハが軽二輪スクーターの新型Xフォースを発売
ヤマハの軽二輪スクーター新型「Xフォース」

独自の設計思想で生まれた水冷・155ccの「BLUE CORE(ブルーコア)」エンジンを、軽量・高剛性の新設計フレームに搭載したのがこのモデル。

「トラクションコントロールシステム」や「VVA(可変バルブ)」など最新テクノロジーを採用したほか、スマートフォン向け専用アプリによる最新のコネクティッド機構も装備することで、高い利便性も実現。

ストリートモタードを表現したという斬新なデザインも魅力で、高速道路も走れるからツーリングにも最適な新感覚スポーツスクーターが登場しました。

●スタイルはストリートモタードを表現

Xフォースは、「Master of Street Scooter(ストリートスクーターの支配者といった意味)」をコンセプトに、通勤・通学に快適・便利で、乗って楽しいモデルとして開発されました。

ヤマハが軽二輪スクーターの新型Xフォースを発売
Xフォースのマットダークグレーイッシュリーフグリーンメタリック2

主な特徴は、まず、ストリートモタードをイメージした斬新なスタイリング。モタードとは、オンロード用タイヤを履かせたオフロードバイクのことで、スリムな車体と低速域からのトルクフルなエンジン特性などで、俊敏な走りを味わえるモデルのことです。

Xフォースは、そうしたモタードのスタイルをスクーターで表現。前後オーバーハングを短くし、力強いフロントフェイスや、軽快感あるリヤまわりのデザインを採用します。

ヤマハが軽二輪スクーターの新型Xフォースを発売
Xフォース(マットダークグレーイッシュリーフグリーンメタリック2)のサイドビュー

また、荷重をかけやすい幅広なモタード風のバーハンドルや、質感とグリップ力を高めたフラットシートなども装備。快適性と運動性をバランスさせ、日常的な取り回しやすさとスポーツ性を両立しています。

●燃費と走りを両立したエンジン

パワートレインには、トラクションコントロールシステムを採用した水冷・155ccのブルーコア・エンジンを搭載しています。ブルーコアとは、「走りの楽しさ」と「燃費・環境性能」の両立を高次元で具現化するヤマハ独自のエンジン設計思想。

新型のXフォースでは、特に、高燃焼効率、ロス低減、冷却性の3点を照準に開発されており、コンパクトな燃焼室などが特徴です。

ヤマハが軽二輪スクーターの新型Xフォースを発売
Xフォースのマットダークパープリッシュブルーメタリック1

高効率燃焼のポイントとなる圧縮比は11.6:1で、混合気のタンブル(縦渦)を効果的に生成させ、FIセッティングとの相乗効果で高出力と低燃費を兼ね備えます。

また、未舗装路などで後輪空転の兆候が検知されると、点火時期・燃料噴射量を統合制御し、滑らかな発進性・走行性をサポートするトラクションコントロールシステムを搭載。

ヤマハが軽二輪スクーターの新型Xフォースを発売
Xフォース(マットダークパープリッシュブルーメタリック1)のサイドビュー

さらに、始動時はスターターモーターとして機能し、走行時はジェネレーターとして働く「Smart Motor Generator(スマート・モーター・ジェネレーター)」も採用。従来のスターターモーターと減速ギアが不要となり、軽量・コンパクト化と静かなエンジン始動を実現します。

加えて、低速向けと中高速向けのカム(吸気側)のリフト量が切り替わる機構「VVA(Variable valve actuation=可変バルブ)」の搭載で、全域で優れたトルク特性を実現し、心地よい走行フィールを体感できるのも魅力です。

なお、最高出力は15ps/8000rpm、最大トルクは1.4kgf-m/6500rpm。WMTCモード値で40.9km/Lという優れた燃費性能も誇ります。

●新型フレームや前後13インチホイール採用

車体まわりでは、スタイルと走行性、快適性を高次元でバランスさせた新設計の軽量・高剛性鋼管フレームを採用。最適なセッティングを施した前後サスペンションなどにより、キビキビとした軽快な走行が楽しめます。

ヤマハが軽二輪スクーターの新型Xフォースを発売
XフォースのブラックメタリックX

また、新設計の前後13インチ軽量ホイールには、フロント径267mm、リヤ径230mmという、大型ウェーブのブレーキディスクも搭載し、スポーティな走りに貢献。前後独立式のABSを装備することで、制動時の高い安定性能も実現します。

●スマホでさまざまな車両情報なども分かる

Xフォースは、スマートフォンと連携させることで、さまざまな車両情報などを提供することも注目点です。

専用アプリ「Yamaha Motorcycle Connect(Y-Connect)」をインストールしバイクとペアリングすることで、自分のスマホで次のような機能が使えます。

1. スロットル開度、エンジン回転数、加速度、エコ運転状況を表示
2. エンジンオイルの交換タイミング、バッテリーコンディションを表示
3. 燃費などのライディングをデータ管理
4. 車両からの問題や故障などの情報を指定されたメールアドレスに自動で送信
5. 最終駐車位置を表示

ヤマハが軽二輪スクーターの新型Xフォースを発売
Xフォース(ブラックメタリックX)のサイドビュー

最新のコネクティッド機能も使えることで、よりバイクライフが楽しくなりそうですね。

カラーバリエーションは「マットダークグレーイッシュリーフグリーンメタリック2(マットグリーン)」「マットダークパープリッシュブルーメタリック1(マットブルー)」「ブルーイッシュホワイトパール1(ホワイト)」「ブラックメタリックX(ブラック)」の4色。

価格(税込み)は39万6000円です。

(文:平塚 直樹

この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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