「終わりの始まり」アキュラ インテグラ新型、ブランド最後の燃焼系エンジンに?

■ブランド最初のEVは2024年のホンダのクロスオーバーSUV

ホンダの高級ブランド「アキュラ」は、復活した「インテグラ」新型を6月に米国市場に導入することを発表しましたが、これがブランドにとってのガソリンエンジンのエピローグになることがわかりました。

アキュラ インテグラ_003
アキュラ インテグラ 新型

米国市場にてインテグラは1986年に導入、2002年に車名を「RSX」に変更するなどテコ入れを図りましたが、2006年に惜しまれつつ販売終了しており、これが実に16年ぶりの米国市場復活となります。

アキュラ インテグラ_014
アキュラ インテグラ 新型

新型のパワートレインは、1.5リットル直列4気筒「VTEC」ターボエンジンを搭載、最高出力は200ps・最大トルク260Nmを発揮。

エクステリアは流線型のボディシルエットに、スポーティなLEDデイタイムランニングライト、「ジュエルアイ」ヘッドライト、ワイドな5角形グリルなどを装備し、インパクトを放っています。

ホンダは2030年までに200万台のEV生産を計画、アキュラも電動化を加速させますが、ハイブリッドモデルをスキップし、バッテリー駆動のEVのみに焦点をあてる計画だといいます。

そのため、インテグラはブランド最後のガソリンモデルとなり、ブランド最初のEVは2024年のホンダのクロスオーバーSUV「プロローグ」のアキュラバージョンと予想されています。

市販型では、どちらもゼネラル・モーターズの「Ultium」(アルティウム)バッテリーを搭載する予定で、インテグラも次期型ではフルエレクトリックモデルとして登場することが期待できそうです。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる