ヒョンデのSUV「コナ」次期型のデジタルコクピットを完全補足

■流行の兆しを見せるスプリットヘッドライトとワイドグリルは継承

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ヒョンデ コナ 次期型プロトタイプ

ヒョンデクロスオーバーSUV、「コナ」次期型の最新プロトタイプを捉ええるとともに、隠されていたキャビン内がついにヴェールを脱ぎました。

現行型となる初代コナは2017年に発売、これが初のフルモデルチェンジとなります。コナは現在世界的に流行の兆しを見せているスプリットヘッドライトを採用したブランド初のモデルですが、プロトタイプからはスプリットヘッドライトとワイドグリルが継承されていることがわかります。ただし、下部のヘッドライトは「パリセード」や「ツーソン」で見られるような垂直デザインになる可能性もありそうです。

キャビン内では、以前コクピット全体を覆っていた布が剥がされ、ついにレイアウトが判明。そこにはダッシュボード半分に跨る1枚のガラスが確認できます。おそらく「アイオニック5」に似た、中央のインフォテインメントディスプレイと融合したドライバー専用スクリーンを備えることになりそうです。ただし、上部にカバーが残っており、ディスプレイが埋め込まれるのか、独立するのかは不明です。

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ヒョンデ コナ 次期型プロトタイプ

その下には金属のアクセントの付いたスリムな通気孔を配置。専用のインフォテインメントボタンの列と回転式ボリュームコントローラーにより結合されており、空調システム用に3つのダイヤルも見てとれます。

これまでの調べから、パワートレインはハイブリッド化された1.6リットルエンジン、デュアルクラッチトランスミッション、及び前輪駆動を備えていることがわかっています。これは恐らく「ニロ」から流用される、最高出力105psを発揮する1.6リットル直列4気筒エンジンと、最高出力44psを供給する電気モーターによりバックアップされることになり、システム合計で141psを発揮、6速DCTを介して前輪に送られます。

このほか、フルエレクトリック仕様や高性能「N」などのバリエーションも期待できます。現行Nは最高出力290psを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載、次期型では300psオーバーも噂されています。

コナ次期型のデビューは、2023年と予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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