トヨタ アクアにGRスポーツやSUV風の「クロスオーバー」仕様が登場?

■広がるトヨタ「アクア」のバリエーション

現行アクアのエクステリア

昨2021年7月、フルモデルチェンジで2代目へと移行したトヨタアクア」。

モダンな外観や、乗り心地・加速性能向上などにより顧客満足度が高いようで、発売開始直後の8月に9,442台、年末の12月に9,001台、本年1月に9,857台を販売しており、巷で見かける頻度も増しつつあります。

現行トヨタ アクアのインテリア

その一方で、トヨタ自動車の発表によると、半導体不足の影響で生産遅延が発生しており、アクアの場合、4~5ヵ月程度(3月11日時点)と納期が長引いているようです。

そんなアクアのパワートレインは、1.5L直3エンジン(91ps/12.2kgm)にモーター(80ps/14.4kgm)を組み合わせており、初代モデルにはなかったリアモーター(6.4ps/5.3kgm)を搭載するE-Fourを新たに設定。

現行トヨタ アクアに搭載のバイポーラ型ニッケル水素電池

また、駆動用バッテリーには世界初となる高出力バイポーラ型ニッケル水素電池を搭載しており、先代比でバッテリー出力が約2倍に向上したほか、アクセルレスポンスの向上により、低速からリニアでスムースな加速が可能になっています。

EVモードでの走行速度が40km/hに拡大したことで、街中の多くのシーンでエンジンを使わずに走行可能になり、通常運転で30km/L前後の実燃費が得られるのも、他のハイブリッドモデルより軽量なアクアならでは。

●アクアにGRスポーツ、クロスオーバー仕様を追加

アクア「GRスポーツ」のエクステリア(筆者予想)

そうしたなか、各種情報によると本年7月、アクアにスポーティ仕様の「GRスポーツ」が設定される見込みで、専用意匠のフロントマスクやアロイホイールを装備するほか、専用サスペンションにより走行性能向上を図るようです。

ヤリス クロス「GRスポーツ」のエクステリア(筆者予想)

また、8月にはヤリス クロスにも「GRスポーツ」が設定される見込み。

GRカローラのエクステリア(筆者予想)

さらに10月にはカローラシリーズのビッグ・マイナーチェンジにおいて、GRヤリス用のハイパワーエンジンを搭載する「GRカローラ」が誕生する見込み。

一方、カローラ ツーリングにはSUVテイストの「クロスオーバー」仕様が追加設定される模様。

カローラ ツーリング「クロスオーバー」のエクステリア(筆者予想)

ちなみに「クロスオーバー」は、先代アクアのマイナーチェンジ時に追加設定されたもので、現行アクアにおいても設定が確実視されています。

トヨタ アクア「クロスオーバー」のエクステリア(筆者予想)

内容としては専用サスペンションによる最低地上高アップに加え、専用デザインのラジエターグリルや前後バンパー、フェンダーガード、ルーフレール、専用ホイール、専用ボディカラーなどによりスポーティな外観を纏い、インテリアについても上質なシートの採用で質感の向上が見込まれます。

このように今夏のアクア「GRスポーツ」登場を皮切りに、ヤリスクロスやカローラシリーズからも魅力的なモデルが続々登場する模様で、今後の展開が大いに期待されます。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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