カローラのSUVは“クロス”だけじゃない!? 「ツーリング」にクロスオーバー仕様が追加設定か?

■カローラ ツーリングに“クロスオーバー”仕様が追加に

現行カローラ ツーリングのエクステリア

スタイリッシュな外観や荷室の使い勝手の良さなどで人気が高く、半導体不足の影響も手伝って3~6ヵ月程度の納車待ちが続くトヨタカローラ ツーリング」。

現行カローラ ツーリングのインテリア

そうしたなか、本年10月に予想されているカローラ系のビッグ・マイナーチェンジで、同車に「クロスオーバー」仕様が追加設定されるとの噂が囁かれています。

先代アクアもマイナーチェンジ時に「クロスオーバー」仕様が追加設定された経緯を考えると、確かにその可能性は否めません。

●アクア「クロスオーバー」とは?

先代アクアに存在したクロスオーバー仕様

ちなみにアクア クロスオーバーでは、専用意匠のフロントバンパー装着により標準モデルに対して全長が10mm長く、全幅がフェンダーガード追加により20mm広く、最低地上高の30mmアップ(170mm)やルーフレールの追加により、全高が45mm高くなっているのが特徴で、コンパクトながらも堂々とした印象を受けます。

先代アクアに存在したクロスオーバー仕様

内外装をアレンジして車高を上げた“なんちゃってSUV”的なモデルではあるものの、専用デザインのラジエターグリルやバンパー、専用ホイール、専用ボディカラーの設定によりスポーティな印象で、インテリアについても上質なシートを採用するなど、質感が向上しています。

発売当時の車両価格が205.2万円からと、やや高めの設定でしたが、SUVテイストを味わえるほか、最低地上高アップにより、荒れた路面や坂道への登り口などで、ボディやバンパー下面へのダメージを気にせず走れるのが魅力となります。

●カローラ クロスとの関係はどうなる?

カローラ クロスのエクステリア

ただカローラの場合、昨2021年9月に海外向けのSUVをベースにした「カローラ クロス」がすでに登場しており、こちらもハイブリッド仕様の納車待ちが半年以上に及ぶ人気ぶりで、カローラ ツーリングにクロスオーバー仕様が追加された場合、同車との関係が気になるところ。

カローラ ツーリング「クロスオーバー」のエクステリア(筆者予想)

カローラ クロスの場合、RAV4とヤリス クロスの間を埋めるSUVに位置付けられており、車幅が1,825mmと広く、一方のカローラツーリングは同車よりも車幅が80mmスリムなことから、日本の道路や車庫事情を考えると、普段の扱い易さを重視するユーザーに訴求できそうです。

また、カローラ クロスとは車両価格での差別化が図られる可能性もあります。

現行カローラ ツーリングのリヤビュー

いずれにしてもアクア同様、外観にSUVテイストが感じられるほか、サスペンション変更(+30mm)によりカローラ クロスと同等の地上高160mmが確保された場合、視認性や乗降性が向上し、悪路や雪道での走破性が向上することは言うまでもありません。

●新型アクアにも「クロスオーバー」仕様が追加される?

SUVテイストを持つ「クロスオーバー」仕様については、先代アクアに続き、現行アクアにも設定される可能性が高く、カローラ ツーリングに先行して今夏登場の噂もあることから、こちらについても今後の動向が注目されます。

Avanti Yasunori

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【関連リンク】

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カローラ クロス
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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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