マツダCX-30が自動車アセスメント(JNCAP)で、最高評価のファイブスター賞を受賞

■衝突被害軽減ブレーキや前後誤発進抑制機能、事故時の車載通信機などを装備

マツダは、2022年1月7日、クロスオーバーSUVのCX-30が、2021年度の自動車アセスメント(JNCAP)において、最高評価のファイブスター賞を受賞したと発表しました。

「自動車アセスメント(JNCAP)」のファイブスター賞は、衝突安全性能と予防安全性能において最高ランク(Aランク)であり、事故自動緊急通報装置が搭載された車種が受賞するものです。

マツダCX-30
マツダCX-30のイメージ

CX-30は、マツダの安全思想である「MAZDA PROACTIVE SAFETY(マツダ・プロアクティブ・セーフティ)」のもと、先進安全装備が搭載されています。

まず、予防安全性能では、歩行者(昼間、夜間)や自転車(昼間)に対応する衝突被害軽減ブレーキ「スマート・ブレーキ・サポート(SBS)」など先進の安全技術群である「i-ACTIVSENSE」を全車に標準装備。

マツダCX-30
CX-30のエクステリア

さらに、夜間走行時に先行車や対向車の状況を検知し、照射範囲や明るさを自動的に変化させる「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」、ハイ/ロービームを自動的に切り替える「ハイ・ビーム・コントロールシステム(HBC)」を上位グレードに標準装備。

後進時に後方の静止障害物や自車の後方左右から接近する車両を検知し、衝突回避または被害軽減する「スマート・ブレーキ・サポート(SBS-R、SBS-RC)」を全車に標準装備しています。

前方または後方の車両や壁などの障害物を検知し、衝突被害の軽減に寄与するペダル踏み間違え時加速抑制装置(AT誤発進抑制制御/前後)を標準化しています。

マツダCX-30
CX-30のインパネ

衝突安全性能では、エアバッグシステムに加えて、超高張力鋼板が採用された骨格と全方位からの衝撃エネルギーを効率的に吸収、分散するフレーム構造を採用。

衝突時における乗員の傷害低減に寄与します。もちろん、歩行者との衝突時、頭部や脚部への傷害を軽減するためのエネルギー吸収構造なども採用されています。

そして、事故発生時の救助では、エアバッグ作動時や後突時にコールセンターへ自動的に通報する車載通信機を装備。事故発生の位置情報を迅速に通報することで、救命率の向上や傷害の重傷化の防止に貢献します。

マツダCX-30
CX-30のボディ構造

CX-30は、子どもが2人いるファミリーに最適なクロスオーバーSUVで、マツダのSUVの中でもMX-30 EVモデルに迫る乗り心地の良さも印象的。

取り回しの良さと使い勝手の高さを兼ね備える、コンパクト以上ミドルサイズ未満のボディサイズも特徴となっています。

なお、2021年10月に一部改良を受け、特別仕様車「Black Tone Edition」を追加、「e-SKYACTIV X」搭載車の走行フィールの向上などが図られています。

塚田勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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