X線の発見/道路交通取締法が公布/トヨタの2代目タウンエースワゴン登場!【今日は何の日?11月8日】

■レントゲン博士がX線発見、道路交通取締法が公布

1895(明治28)年11月8日、ドイツの物理学者レントゲン博士がX線を発見。レントゲン博士は、放電管を使った実験中に偶然、目に見えない何かが紙や木片を透過してシアン化バリウム板を感光させていることを発見したのです。この透過性の高い未知の放射線を、謎の意味を込めて「X線」と名付けました。翌月には、手の骨の透視写真を添付した論文を発表し、世界に衝撃を与えました。その功績によってレントゲン博士は、1901年の第1回ノーベル物理学賞を受賞しました。

また1947(昭和22)年のこの日、道路交通取締法が公布されました。現在の道路交通法の基本となった法律ですが、まだクルマが普及していない頃の法律なので、クルマの他にも牛や馬でけん引する車馬や人力車などの走行に関して詳しく規定されていました。ちなみに、自家用車を運転する際に運転免許証が必要になったのは1907(明治40)年で、その頃の制限速度は約13km/hだったそうです。ママチャリ並みの速度ですね。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

●ミニバンのルーツとなったトヨタの2代目タウンエースワゴン登場!

1982(昭和57)年のこの日、トヨタのワンボックス「タウンエース」がモデルチェンジして2代目に移行しました。初代のタウンエースは1976年にデビューし、乗用のワゴンと商用のバン/トラックが設定されました。2代目も同じラインナップですが、特にワゴンの商品力アップが図られました。

1982年発売の2代目タウンエースワゴン
1982年に発売された2代目タウンエースワゴン
1982年発売の2代目タウンエースワゴンの後ろ外観、傾斜を付けたリアウィンドウがスマートさを強調
2代目タウンエースワゴンの後ろ外観。傾斜を付けたリアウィンドウがスマートさを強調

2代目タウンエースワゴンは、ビジネスユースが主流の1ボックスからの脱却を図り、商用車とは一線を画するスマートなスタイリングと快適な乗り心地、そして多人数が楽しめる室内空間の実現を目指しました。異形2灯式ヘッドライトや大型バンパーを組み込んでスタイリッシュさをアピール、またフロントオーバーハングの延長やフロントウィンドウの傾斜角の見直しで室内スペースを拡大。装備としては、上質なフルファブリックトリム、エンジン回転数感応型パワーステアリング、エレクトロニックディスプレイメーターなど、クラストップの快適装備が採用されました。

1976年発売の四角張ったスタイルの初代タウンエースワゴン
1976年に登場した四角張ったスタイルの初代タウンエースワゴン

パワートレインは、キャブオーバーワゴンのために新開発された1.8L直4 OHVエンジンと5速MTおよび同クラス初のOD付4速ATの組み合わせ。駆動方式は基本FRですが、1985年にパートタイム4WDが追加されました。エンジンについては、後に排気量を2.0Lに拡大したガソリンエンジンと2.0Lディーゼルエンジンが追加され、パワーアップが図られました。

乗用車に負けない快適装備を採用し、スタイリッシュに変貌した2代目タウンエースワゴンは、多人数でのレジャーなど、クルマを多用途に使う人から高い人気を獲得しました。この流れが、後の「タウンエース・ノア」や「エスティマ」、「オデッセイ」へと引き継がれ、本格的なミニバン時代へと発展したのでした。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

Mr.ソラン

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Mr. ソラン

Mr. ソラン 近影
某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きなクルマで、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。