日産キャラバンの「車中泊仕様」「ライフケアビークル」「ワークユースビークル」も最新のフロントマスクと内装のクオリティアップ、先進安全装備を強化

■歩行者検知も可能な「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」を全車に標準装備

以前お伝えしたように、マイナーチェンジを受けた日産NV350キャラバンは、ガソリンエンジン車のみ、車名が昔の日産キャラバンに戻されています。

ベース車のマイナーチェンジに伴い、オーテックジャパンはキャラバンをベースとした車中泊仕様車、「ライフケアビークル(LV)」シリーズ、「ワークユースビークル」シリーズのガソリン車をマイナーチェンジしました。今回のマイナーチェンジでは、ベース車と同様、車中泊仕様車、「ライフケアビークル(LV)」と「ワークユースビークル」シリーズでもフロントマスクが刷新されています。

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キャラバンの「ワゴン ワイドボディ」のエクステリア

内装は、黒を基調としたインパネに、新型ファインビジョンメーター(5インチTFTディスプレイ付)や、新形状のD型のステアリングが用意され、クオリティアップが図られています。歩行者検知も可能になった「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」が全車に標準化され、「インテリジェント ルームミラー」を「EX」グレード以上に標準装備。

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「GRAND プレミアムGX」の「マルチベッドシステム セパレートベッドスタイル」

さらに、「EX」グレード以上に標準装備されている「インテリジェント アラウンドビューモニター」の機能性向上が盛り込まれるなど、先進安全装備のアップデートも図られています。

「マルチベッド」と「トランスポーター」を設定する車中泊仕様車には、従来の「プレミアムGX」に加えて、新設定の最上級グレード「GRANDプレミアムGX」もベース車として追加。両グレードともに、シートとベッドシステムの表皮が統一され、インテリアのトータルコーディネイトが盛り込まれています。

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キャラバン「ワゴン ワイドボディ」のキャビン

また、ライフケアビークル(LV)の「チェアキャブ」では、車いす固定装置が刷新され、操作性が向上しているそう。なお、「ライフケアビークル(LV)」シリーズは、「チェアキャブ」「送迎タイプ」を用意。

「ワークユースビークル」シリーズは、「DX 2分割上級セカンドシート」「ワゴン ワイドボディ」「幼児通園専用車」「中温冷凍バン/クールバン」「保冷バン」「リフター付バン」を設定。

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「チェアキャブ車いす1∔1名」仕様のリヤビュー

車中泊仕様「マルチベッド」の価格帯は、349万8000円〜369万3800円。「トランスポーター」は339万1300円〜356万700円。「チェアキャブ」は、390万6000円〜470万3000円。

「送迎タイプ」は、309万9800円〜408万3200円。「DX 2分割上級セカンドシート」は、273万3500円。「ワゴン ワイドボディ」は、372万9000円〜403万9200円。

「幼児通園専用車」は、379万1700円〜460万9000円。「中温冷凍バン」は、377万3000円〜386万5400円。「クールバン」は、349万4700円〜358万500円。「保冷バン」は311万4100円〜320万2100円。「リフター付バン」は、315万9200円〜321万6400円です。

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「幼児通園専用車 幼児21人∔大人4人乗り」仕様

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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