最大74も用意された4代めエクストレイルのカスタマイズ機能全公開【新車リアル試乗 10-15 日産エクストレイル カスタマイズ編】

■エクストレイルの、膨大な数のカスタマイズ機能あれこれ・・・

たーくさんあるぞ!
たーくさんあるぞ!

リアル試乗・エクストレイルの第15回めは、エクストレイルに与えられたカスタマイズ機能について見ていきます。

●老舗も青ざめる項目数

いつも書いていますが、車両の設定をユーザー好みで柔軟に変えられるカスタマイズ機能を自動車に設けた最初の会社は三菱自動車です。

筆者の観察では、三菱の次に続いたのはトヨタで、その後を追ったのはホンダだったような気がします。

日産は遅いほうで、随時ちらほらカスタム機能を与えてはいましたが、項目数はそれほど多くはなく、どちらかといえば消極的でした。

で、エクストレイル。

セッティング操作はメーターの「設定」を呼び出し、ハンドル左スポークのステアリングスイッチで行います。

このクルマでセッティングできる項目は次のとおりです。

1.VDC設定
2.運転支援
3.パーソナルディスプレイ
4.ヘッドアップディスプレイ
5.エコ
6.時計
7.車両設定
8.メンテナンス
9.画面カスタマイズ
10.単位/言語
11.工場出荷設定

かつての日産はどこへやら、この時点で少ないとはいえない数ですが、それぞれの内側にかなりの数のメニューが用意されているので、トータルでは膨大な数に上ります。

ひとつひとつについてずらりと並べていきます。

●いったいいくつになるのか? 多彩な設定メニュー

1.VDC(ヴィークル・スタビリティ・コントロール)設定

・システム:ON、OFF

2.運転支援

1.ハンドル支援:ON、OFF

2.側方支援

・車線逸脱警報:ON、OFF
・車線逸脱防止支援:ON、OFF
・ステア振動:大、中、小

3.後側方支援

・後側方車両検知警報:ON、OFF
・後側方衝突防止支援:ON、OFF

4.緊急支援

・前方衝突防止支援:ON、OFF
・踏み間違い衝突防止支援:ON、OFF

5.制限速度標識:ON、OFF

6.ルート減速支援:ON、OFF

7.制限速度支援:OFF、手動、自動

8.制限速度支援設定:-10km/h ~ +10km/h

9.道路標識:ON、OFF

10.駐車支援

・移動物検知:ON、OFF
・ソナー自動表示:ON、OFF
・前方ソナー:ON、OFF
・後方ソナー:ON、OFF
・ソナー検知距離:遠、中、近
・ソナー音量:大、中、小

11.後退時車両検知警報:ON、OFF

12.ふらつき警報:ON、OFF

13.走行時間:

・-分/-分:最大360分まで、30分単位で設定
・リセット

14.凍結注意:ON、OFF

15.シャシー制御:

・トレースコントロール:ON、OFF

3.パーソナルディスプレイ:
「表示なし」「ナビゲーション」「到着時間」「走行時間/距離(ドライブ情報1、ドライブ情報2、給油後走行情報)」「シフトポジション」「平均車速(ドライブ情報1、ドライブ情報2、給油後走行情報)」「ストップランプ」からひとつ選択

4.ヘッドアップディスプレイ

1.明るさ:-10 ~ +10
2.高さ:-10 ~ +10
3.傾き:-10 ~ +10
4.表示項目
・ナビゲーション:ON、OFF
・運転支援:ON、OFF
・制限速度標識:ON、OFF
・オーディオ:ON、OFF
・TEL/SMS:ON、OFF
・リセット

5.エコ

1.エコモード設定

・クルーズコントロール:ON、OFF
・空調:ON、OFF

2.エコ情報設定

・エコインジケータ:ON、OFF
・エコドライブレポート:ON、OFF

3.燃費履歴リセット

6.時計

1.表示:ON、OFF

2.時計設定モード:自動、手動

3.時間表示:12時間表示、24時間表示

4.時計設定

7.車両設定

1.パワーバックドア:ON、OFF

2.ライト照明
・ウエルカムヘッドライト:ON、OFF
・自動室内灯:ON、OFF

・室内間接照明: OFF、1~5

・オートライト感度調整:より早い、早い、標準、遅い

3.ロック
・keyエントリー:ON、OFF

4.ワイパー
・リバース連動:ON、OFF

5.運転姿勢
・降車時シート退避:ON、OFF

6.ドアミラー:「自動開閉OFF」「パワーON連動」「ドアアンロック連動」からひとつ選択

8.メンテナンス
1.オイル交換時期:
クルマ自身が走行距離に応じて自動設定した次回オイル交換までの距離を、オイル交換時にユーザーがリセットした時点からカウントダウンし、その距離を表示する。

2.オイル/オイルフィルター:
ユーザーが設定した、次回メンテナンスを行うまでの距離に到達したことを知らせる。500~30,000kmの範囲で、500km単位で設定可能。

3.タイヤ:前記「オイル/オイルフィルター」に同じ。

4.ユーザー:前記「オイル/オイルフィルター」に同じ。ワイパーゴムやバッテリーなど、ユーザー自身が管理したいメンテナンス項目で使うなど。

9.画面カスタマイズ
1.メインメニュー選択:
車両情報画面で表示させたい項目を「ホーム」「表示なし」「車速」「ドライブコンピュータ」「2分間燃費」などから任意に選択。

2.ナビゲーション設定
・自動割込み設定:ON、OFF

3.クルーズ画面切替:ON、OFF

4.メーター演出
・アニメーション:ON、OFF
・サウンド:ON、OFF

5.オペレーションガイダンス
・ライト:ON、OFF

・ワイパー(フロント):ON、OFF
・ワイパー(リヤ):ON、OFF

・ハイビームアシスト:ON、OFF
・アダプティブヘッドライト:ON、OFF

・シートメモリー:ON、OFF

・インテリジェントクルーズ:ON、OFF

10.単位/言語

1.距離/燃費:km,km/L、km,L/100km

2.温度:℃、°F

3.言語:日本語、English

11.工場出荷設定:いいえ、はい

数えるのがイヤになるのでやめようかと思いましたが思い直して数えてみたら、いくつかあるリセットや工場出荷状態への戻しも含めて、このエクストレイルの場合は最終的に74もありました(機種やデバイス有無によって変わってくる。)。

いつも書いているとおり、ドアロックは機能ON、OFFをユーザー選択ができること、事故で衝撃を受けた際に自動アンロックされることを前提に、車速検知式であるといいと思います。

車中でひと待ちをするとき、信号待ちのとき、アンロック状態では暴漢がドアやバックドアを開けてこない保証はないからです。

「自動ロックなんて余計なお世話」という余計なお世話なことをいうひともいますが、だからこそ選択の余地があってしかるべきと思うのです。

というわけで、自動ドアロック設定もカスタムメニューに加えてもらえるとありがたいがるユーザーもいると思います。

それにしても74とは、自動ロック有無はともかく、これだけありゃあ、普通のユーザーは困ることはないでしょう。

カスタム操作に必要なスイッチは、つまりアドバンスドドライブディスプレイスイッチをそのまま使う。
カスタム操作に必要なスイッチは、つまりアドバンスドドライブディスプレイスイッチをそのまま使う。

操作はメーターの各種情報が表示されるエリアで、ハンドル左スポーク上のステアリングスイッチで行います。これまで何度も載せてきたスイッチ写真を最後にもう一度ここで。

以上、カスタマイズ編でした。

次回はいよいよエクストレイル試乗の最終回。

「販売動向とまとめ」編です。

ではまた。

(文/写真:山口尚志

【試乗車主要諸元】

■日産エクストレイル G e-4ORCE アクセサリー装着車〔6AA-SNT33型・2022(令和4)年7月型・4WD・ステルスグレー&スーパーブラック2トーン/ブラック内装〕

★メーカーオプション(税込み)
・アダプティブLEDヘッドライトシステム(オートレベライザー付):3万3000円
・クリアビューパッケージ(リヤLEDフォグランプ):2万7500円
・BOSE Premium Sound System(9スピーカー):13万2000円
・ステルスグレー/スーパーブラック 特別塗装色:7万7000円
・ルーフレール+パノラミックガラスルーフ(電動チルト&スライド、電動格納式シェード付):18万1500円

★販社オプション(税込み)
・グリルイルミネーション(インテリジェント アラウンドビューモニター付車用):6万3840円
・日産オリジナルドライブレコーダー(フロント+リヤ):8万6302円
・ウインドウ撥水 12ヶ月(フロントガラス+フロントドアガラス撥水処理):1万1935円
・ラゲッジトレイ:1万7800円
・デュアルカーペット:3万9800円
・滑り防止マット:1980円
・アドベンチャーズパッケージ(リモコンオートバックドア・インテリジェント アラウンドビューモニター付車用):16万3118円(セット内容:フロントアンダーカバー、リヤアンダーカバー、フロントバンパーフィニッシャー(ブラック))
・フードディフレクター:2万9800円

●全長×全幅×全高:4660×1840×1720mm ●ホイールベース:2705mm ●トレッド 前/後:1585/1590mm ●最低地上高:185mm ●車両重量:1880kg ●乗車定員:5名 ●最小回転半径:5.4m ●タイヤサイズ:235/60R18 ●エンジン:KR15DDT型(水冷直列3気筒DOHC) ●総排気量:1497cc ●圧縮比:8.0-14.0 ●最高出力:144ps/2400-4000rpm ●最大トルク:25.5kgm/2400~4000rpm ●燃料供給装置:ニッサンDi ●燃料タンク容量:55L(無鉛レギュラー) ●モーター型式(フロント):BM46 ●種類:交流同期電動機 ●最高出力:204ps/4501-7422rpm ●最大トルク:33.7kgm/0-3505rpm ●動力用電池(個数/容量):リチウムイオン電池(-/-) ●モーター型式(リヤ):MM48 ●種類:交流同期電動機 ●最高出力:136ps/4897-9504rpm ●最大トルク:19.9kgm/0-4897rpm ●動力用電池(個数/容量):リチウムイオン電池(-/-) ●WLTC燃料消費率(総合/市街地モード/郊外モード/高速道路モード):18.3/16.1/19.9/18.4km/L ●JC08燃料消費率:-km/L ●サスペンション 前/後:ストラット式/マルチリンク式 ●ブレーキ 前/後:ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク ●車両本体価格:478万8700円(消費税込み・除くメーカーオプション)