日本30台限定ホンダNSXタイプSに清水和夫が全開試乗!聖地ホンダ鷹栖でのインプレッション!!

■最後のNSX Type Sを鬼ワインディングのホンダ鷹栖プルービンググラウンドで清水和夫が全開で乗った!

● 2022年7月発売(予定)の日本限定30台予約は即完売!

HONDA NSX Type S✕清水和夫
HONDA NSX Type S✕清水和夫、速攻試乗!

北海道上川郡鷹栖町。ここにあるのが、ホンダのテストコース「鷹栖プルービンググラウンド」です。ニュルブルクリンクっぽかったり、アウトバーンっぽかったり、またロスの坂道っぽかったりする過酷なコース設定がされている『ドSコース』として有名です。

そこに現れたのは、最後のNSXとして2022年7月に販売(予定)の「NSX Type S」の(なぜか)左ハンドル仕様に乗り込んだ、国際モータージャーナリスト・清水和夫さん。

HONDA NSX Type S✕清水和夫
F1もル・マンカーもやっていない最新テクノロジーがここに!

長編は只今鋭意編集中!だそうですので、まずはショート版・超速報動画をご紹介です!

も~鬼ギャップ! ニュルブルクリンクをシミュレーションするのはいいけど、喋りながらだと舌噛んじゃうね!」(清水和夫)

●過酷な鷹栖テストコースを清水和夫が攻める!

NSX タイプSで鷹栖プルービンググラウンドを走ります。

もうホントね、鷹栖テストコースは鬼ワインディング。ニュルをシミュレーションし過ぎて入力が厳しすぎると言われている鬼コースですね、ここは。

北海道のHONDAテストコース
旭川の隣、北海道上川郡鷹栖町。ここにあるのが、ホンダのテストコース「鷹栖プルービンググラウンド」

今はトラックモードでマニュアルなので、パドルでシフトします。

ブラインドだけど全開! オォ~! 空しか見えないよ!! チョンブレーキ! 5速・5000rpmで十分だな。

タイプSは160km/hまではモーターを使うけど、160km/h超えるとモーターを切ってエンジンだけになります。ノーマルのNSXは180km/hまでモーターが付くけど、タイプSはモーターの出力を上げたりしている関係で、160km/hマックス。

●F1もル・マンも今後はモーターベクタリングになる!?

やっぱクルマの運動性能って、モーター無くして語れない。エンジンだけだとポルシェGT3とかフェラーリあたりが限界なんだろうね。でもポルシェもフェラーリもNSXを買ってテストしているという証言があります。

だから、モーターのフロントミッドシップレイアウトで、フロント左右のモーターベクタリングというのは、これからのスーパーカーの電動車両の必須アイテムになるかも分からないです。

NSX Type S✕清水和夫
すっげ~速い! 運転もしやすい!!

F1もル・マンもモーター駆動をやっているけど、まだベクタリングはやっていない。そのうちF1やル・マンでも左右のモーターベクタリングが使われるのかな、という気がします。

あんまり近ずくとガラス割れちゃうからね。

ハンドルの舵角が少なくて済むね。まぁ半分とは言わないけど、舵角1割減くらいで、ちょっとステアリングを操舵するくらい。

うわぁ~速い! 180km/h!!!

ノーマルのNSXより乗りやすいね。意外とサスペンションもガチガチじゃないから、バンピーな路面を適度にいなしています。


最後のNSXタイプSのエンジンサウンドと、清水和夫さんのすべてのインプレッションは動画で!

(試乗インプレッション:清水 和夫/動画:StartYourEnginesX/アシスト:永光 やすの

ホンダNSX Type S✕清水和夫
HONDA NSX Type S✕清水和夫

【SPECIFICATIONS】
車名:HONDA NSX-Type S
全長/全幅/全高:4535×1940×1215mm
ホイールベース:2630mm
トレッド F/R:1665/1635mm
最低地上高:0.110m
車両重量:1790kg(カーボンセラミックブレーキローター装着車=1770kg)
エンジン:3.5L V6 DOHCツインターボ+3モーター
排気量:3492cc
ボア×ストローク:91.0×89.5mm
圧縮比:10.0
最高出力:389kW(529ps)/6500〜6850rpm
最大トルク:600Nm(61.2kgm)/ 2300〜6000rpm
モーター最高出力 F/R:H3 27kW(37ps)/ 4000rpm(1基当り)/H2 35kW(48ps)/ 3000rpm
モーター最大トルク F/R:H3 73Nm(7.4kgm)/ 0〜2000rpm(1基当り)/H2 148Nm(15.1kgm)/500〜2000rpm
トランスミッション:9速DCT+パドルシフト
駆動方式:4WD(SPORT HYBRID SH-AWD)
タイヤ F/R:245/35ZR19 93Y/305/30ZR20 103Y
ブレーキ F/R:油圧式ベンチレーテッドディスク
サスペンション F/R:ダブルウィッシュボーン式/ウィッシュボーン式
乗車定員:2名
車両本体価格:27,940,000円

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【関連リンク】

StartYourEnginesX
https://www.youtube.com/user/StartYourEnginesX

ホンダ NSX
https://www.honda.co.jp/NSX/

この記事の著者

清水和夫 近影

清水和夫

1954年生まれ東京出身/武蔵工業大学電子通信工学科卒業。1972年のラリーデビュー以来、スーパー耐久やGT選手権など国内外の耐久レースに参加する一方、国際自動車ジャーナリストとして活動。
自動車の運動理論・安全技術・環境技術などを中心に多方面のメディアで執筆し、TV番組のコメンテーターやシンポジウムのモデレーターとして多数の出演経験を持つ。clicccarでは自身のYouTubeチャンネル『StartYourEnginesX』でも公開している試乗インプレッションや書下ろしブログなどを執筆。
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