■カーボンファイバーを使用して再構築、4.4リットルV8気筒自然吸気「S65B44」エンジンを搭載
新興企業の「SmitVehicle Engineering」社は、BMWの記憶に残る1台「Z8」をベースとする新型モデルを開発、「Oletha Coupe」と名付け世界初公開しました。
コードネーム「E52」と呼ばれるZ8は、BMWが2000年から2003年までわずか3年間販売した一代限りのオープンカーで、アストンマーティン「DB9」などを手掛けたヘンリック・フィスカー氏の出世作としても語り継がれています。
Z8はソフトトップとハードトップ(アルピナバージョン)を備えたコンバーチブルでしたが、Olethaはクーペのみ設定されています。
市販型ではカーボンファイバーを使用して再構築、4.4リットルV型8気筒自然吸気「S65B44」エンジンを搭載しています。カスタムカーボンファイバーのインテークマニホールドと、カスタムステンレススチール、およびインコネルエキゾーストコンポーネントを備え、最高出力は450psを発揮します。
エクステリアはクーペのスタイリングだけでなく、より多くのアップデートが見られます。たとえば、サンバッジ仕上げがなめからなフロントバンパーとリアバンパーのほか、新しいフードスクープを備え、キドニーグリルの形状も変更されています。また足回りでは、鍛造Radi-CALキャリパー、フローティングローターを備えるAP Racingブレーキ、ミシュランパイロットスポーツ4Sタイヤを装着しています。
キャビン内では、「8方向に調整可能なツーリングまたは炭素繊維複合スポーツシート」と「オーディオファングレードのサウンドシステム」とともに、「最高品質の素材を身に着けたドライバー重視のコックピット」を提供してくれるといいます。
顧客はオーダー時に、素材、色など、あらゆるオーダーメイドがリクエスト可能だということです。