クラシックモデルのポルシェの車載ディスプレイをデジタル化する「PCCM」と「PCCM Plus」の販売がスタート

■クラシックポルシェでもApple「CarPlay」、Google「Android Auto」が使用できる

2021年9月6日、ポルシェジャパンは「ポルシェクラシックコミュニケーションマネジメントシステム(PCCM)」「ポルシェクラシックコミュニケーションマネジメントシステムプラス(PCCM Plus)」の販売をポルシェクラシックパートナー、ポルシェセンターで開始しました。

PCCM Plus
「PCCM Plus」のディスプレイ

「PCCM」と「PCCM Plus」は、2021年9月からクラシックモデルに対応した最新のデジタルデバイス。高解像度タッチスクリーンとApple「CarPlay」が搭載され、「PCCM Plus」ではGoogle「Android Auto」にも対応します。日本仕様では、ラジオのバンドも日本に合わせた設定になっています。

クラシックモデルにフィットするデザインも特徴。クラシックなポルシェモデルのインテリアに溶け込むスタイリッシュなデザインで、フィッティングにも配慮されています。

PCCM Plus
「PCCM Plus」のイメージ

3.5インチディスプレイの「PCCM」は、Fモデルから993モデルまでのすべての911とトランスアクスル仕様に適しています。7インチディスプレイが採用された「PCCM Plus」は、911のタイプ996とボクスターのタイプ986に対応。ポルシェ356とカレラGTを除き、ポルシェクラシックがサポートするすべての標準生産車両に適応することになります。

新しい機能も盛り込まれており、3.5インチ(1DIN)または、7インチ(2DIN)のタッチスクリーンディスプレイ、ボタンと回転式押しボタンコントロールを介し、デバイスを制御できるようになっています。先進技術、高解像度のタッチスクリーンディスプレイは、使いたい機能を簡単に選択できるように最適化されています。

PCCM
クラシックモデルに対応するポルシェの「PCCM」

さらに、両方のデバイスでiPhone、USB、AUX用のインターフェイスが提供する外部メディアボックスを装備。連絡先へのアクセスを含む電話機能は、Bluetooth経由でも利用できます。オリジナルのサウンドシステムは、デバイスと統合されていて、ナビゲーション機能は「Apple Carplay」アプリから使用できます。

PCCM Plus
「PCCM Plus」のイメージ

ポルシェのクラシックモデルは根強い人気があり、これまでに生産された70%以上のポルシェが現在も路上で走り続けているそうです。

ポルシェクラシックモデルのエキスパートであるポルシェクラシックパートナーでは、クラシックモデルのニーズに応えるため、クラシックモデルに対応した新しいパーツの販売、専門のトレーニングを受けたアドバイザーやテクニシャンが、アドバイスやサービスを提供しています。

911F~993、924、944、968、928用のポルシェ クラシック コミュニケーション マネジメントシステム(PCCM)の価格は、21万3400円〜。996、986用のポルシェ クラシック コミュニケーション マネジメントシステム(PCCM Plus)は、23万9800円〜。

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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