■GTSでは、33.4psiのブーストを実行し375psから434psへ強化
ポルシェは現在、大人気クロスオーバーSUV「マカン」改良型に取り組んでいますが、その最新情報を独占入手しました。
マカンはすでに、次世代型でフルEVモデルの設定を予告していますが、これが世代移行前の最後の大幅改良となります。
捉えたプロトタイプは、最終市販型ヘッドライトを装着しているものの、フロントバンパーのサイドエアインテーク周辺が未だカモフラージュされており、ディテールは不明です。
リアエンドでは、リフレクターの位置を変更、まったく新しいバンパー、円形クワッドエキゾーストパイプを装備していることも確認できます。
大幅改良のハイライトはパワートレインの変更です。
現行型エントリーモデルでは2.0リットル直列4気筒エンジンを搭載、最高出力は248ps・最大トルク370Nmを発揮しますが、改良モデルでは261ps・最大トルク430Nmへ向上します。
マカンSは3.0リットルから2.9リットルV型6気筒ツインターボエンジンに変更され、最高出力348ps・最大トルク480Nmからそれぞれ375ps・519Nmへと進化します。マカンターボでは最高出力420psから434ps、最大トルクは549Nmへ向上します。
そして目玉はGTSです。アップグレードされたECUを備える2.9リットルV型6気筒ツインターボエンジンを搭載、33.4psi(ポンド スクエア インチ)のブーストを実行することにより、最高出力は375psから434psへ、最大トルクは519Nmから549Nmへと大幅に進化するほか、スポーツモードで車高を0.3937インチ(約1cm)下げることのできるエアサスペンションが標準装備されます。
オプションの「GTS Sport Package」では、後輪間で動力を左右に動かすためのトルクベクタリングシステムが追加されるようです。
キャビン内も大きな進化を見せています。刷新されたフルデジタルインストルメントクラスタ、大型化された10.9インチインフォテイメントスクリーンの搭載が期待されています。