■改良型でグリルは筋肉質に刷新、LEDもリフレッシュへ
BMWが開発中のコンパクト・クロスオーバーSUV「X3」改良型プロトタイプをカメラが捉えました。
初代X3は2004年に登場するなり、市場で最も売れているSUVの1台へと成長しました。現行モデルは2017年に発売されており、これが初のLCI(Life Cycel Impuls)モデルとなります。
スペイン南部の山中で捉えた初期プロトタイプは、ボディ前後をカモフラージュしていますが、フロントエンドでは、より筋肉質なキドニーグリルを装備するほか、LEDデイタイムランニングライトのグラフィック、エアインテークを含むバンパーが変更される予定です。リアエンドでは、LEDテールライトがT字型デザインを維持する一方、シグニチャーの変更が予想されます。
キャビン内は、新しいトリムからレザーの組み合わせまでいくつか変更される可能性がありそうです。
LCIモデルでは「BMWオペレーティングシステム7.0」が期待されます。ドライバーはメーターパネルとコントロールディスプレイを自分用にカスタム、最適な情報を取得することが可能となるほか、5.1インチデジタルディスプレイを備える「BMWライブコックピット」インストルメントクラスタを採用します。
X3改良型のパワートレインは、2.0リットル直列4気筒ガソリン/ディーゼルターボ、2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ+電気モーターのPHEVなどのラインアップを基本的にはキャリオーバーしますが、一部をアップグレード。
CO2排出量を抑えるなどし、アウディ「Q5」、メルセデス・ベンツ「GLC」、ジャガー「F-PACE」、ボルボ「XC60」、アルファロメオ「ステルヴィオ」など、多数の強豪ライバルに対抗していく構えです。
また、X3ファミリーの高性能Mモデル、「M40d」「M40i」「M」「Mコンペティション」らもLCI世代の登場でアップデートされることになります。
(APOLLO)