ブリヂストンから静粛性・乗り心地、操縦安定性を向上させたSUV専用タイヤ「ALENZA LX100(アレンザ LX100)」が新登場

■従来品から騒音エネルギーを22%低減

世界、そして日本でも一大ブームとなっているSUV。メーカーからすると、ベース車に対して付加価値をもたらすことで車両価格が高くなり、利益率の高さにつながります。もちろん、いま売れる車種を投入し、ユーザーニーズに応えるなどの理由もあるでしょう。

そんな中、ブリヂストンは快適性を追求したSUV専用タイヤ「ALENZA LX100(アレンザ LX100)」を2021年2月より発売するとアナウンスしました。発売サイズは39サイズで、メーカー希望小売価格が設定されます。

ブリヂストン アレンザ LX100
ブリヂストンのSUV専用タイヤ「ALENZA LX100」

日本のSUV市場は近年拡大傾向にあり、ブリヂストンはとくにセダンやミニバンの代替車両として、街乗りなど普段の生活の一部として使用されるオンロード領域のSUV車両が増加していると分析しています。子育て層に今でも絶大な支持を受けているミニバンのニーズはいまだに健在だと思われますが、いわゆるポストファミリー層がミニバンからSUVに乗り替えることはありそうです。

ブリヂストンは、こうしたオンロード系プレミアムSUVタイヤブランドである「ALENZA(アレンザ)」に、今回静粛性や快適性を重視したオンロードコンフォート「ALENZA LX100」を追加。

オンロードスポーツ「ALENZA 001」とともにラインナップすることで、オンロード領域SUV車両への社会価値・顧客価値の向上を強化していくとしています。

今回発表された「ALENZA LX100」には同社のサイレントテクノロジーが投入され、従来品「DUELER H/L850」の騒音エネルギーを22%低減させたとしています。

投入されるサイレントテクノロジーは、「3Dノイズ抑制グルーブ」「シークレットグルーブ」「3Dノイズカットデザイン」の3点で、新品時、摩耗時の静粛性を向上。

ブリヂストン アレンザ LX100
「ALENZA LX100」に搭載される技術要素

また、タイヤの摩耗度に比例して大きくなるノイズにも着目し、60%摩耗時で従来品から騒音エネルギーを9%低減させたそう。

SUVに特化したトレッド部チューニングやSUV専用構造を採用することで、従来品の「DUELER H/L850」から摩耗ライフを5%向上させ、ふらつきや乗り心地といった操縦安定性にも配慮されています。発売サイズは195/80R15 96S〜285/40R22 106Wの39サイズ。

価格帯は2万240円〜10万5270円(税込)となっています。

(塚田 勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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