DS 3 クロスバックにハイパワーエンジンを搭載した特別仕様車「パフォーマンスライン」が設定

■ラグジュアリームードにスポーティなエッセンスを付加

2021年1月6日、上質な内・外装や乗り心地の良さが印象的なDS 3 CROSSBACKに、特別仕様車の「DS 3 CROSSBACK PERFORMANCE Line(DS 3 クロスバック パフォーマンスライン)」が設定され、同日発売されました。

トピックスは、従来よりも25PS/10Nmのアップとなる1.2L直列3気筒ディーゼルターボエンジンの搭載です。

DS3 クロスバック
DS3 クロスバックに追加された特別仕様車の「パフォーマンスライン」

出力とトルクの向上は、エンジンマッピングの変更だけでなく、ターボやインジェクター、排気バルブ、コネクティングロッドのベアリングなどの専用設計という手の込んだものになっていて、上質な走りに加えて、力強い動力性能も手に入れたことになります。

この155psエンジンは、Groupe PSAのコンパクトプラットフォーム「CMP」の搭載エンジンでもっともハイパワーな仕様になるそう。組み合わされるトランスミッションは、8速ATの「EAT8」。

DS3 クロスバック
「パフォーマンスライン」のインテリア

DS 3 クロスバックは、内外装ともにラグジュアリーなムードが漂う仕立てになっていて、「パフォーマンスライン」のネーミングどおり、そこにスポーティな要素が盛り込まれています。2019年、2020年と2年連続で「フォーミュラE」のダブルタイトル(チームおよびドライバー)を獲得した「DS TECHEETAH Formula E Team」由来のエッセンスを反映。

フロントグリルのDSウイングのクロームがマットブラックになり、リヤガーニッシュはブリリアントブラック仕上げになっています。さらに足元は、オニキスブラックの18インチのMONZAホイールなど、異なる質感と表情を持つ黒を組み合わせ、スポーティかつエレガントな佇まいになっています。

DS3 クロスバック
ダッシュボード、ドアトリム、シートサイドなどにアルカンタラを採用

また、左右対称のエキゾーストエンド、ダッシュボード、ドアトリム、シートサイドにアルカンタラが採用されていて、レーシーな雰囲気が醸し出されています。

加えて、ステアリングホイール、ダッシュボード、ドアトリムなどのステッチは、「PERFORMANCE Line」のイメージカラーであるカルマン(カーマインレッド)とゴールドに統一されています。ほかにも、エクスクルーシブバッジ(ボンネット/テールゲート)、PERFORMANCE Lineエンブレム(フロントドア/ダッシュボード)、パーフォレーテッド加工革巻ステアリングホイール、ブラックシーリングカラー、フロントドアステップガード、アルミペダル、フロアマット、Focal HiFiオーディオシステムなどが用意され、特別仕様車らしい豪華な仕立てになっています。

DS3 クロスバック
PERFORMANCE Lineエンブレム

先進安全装備は「DS 3 CROSSBACK Grand Chic」に準じていて、DSコネクテッドパイロット、DSアクティブLEDビジョンなどを装備。「DS 3 CROSSBACK PERFORMANCE Line BlueHDi」の価格は436万円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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