新型コロナ禍で冬休みの過ごし方は? 小学生の子供を持つ764人に旅行の予定や移動手段を聞いてみた! 

■コロナ感染対策で「クルマ」移動を選ぶ人44.7%

新型コロナウイルス感染症の影響で、GO TOトラベルが全国一斉に一時中止になるなど、例年と違う年末年始になりそうな昨今。

月額定額カーリース「おトクにマイカー定額カルモくん」を運営するナイルでは、2010年12月17日に、全国の小学生の子供を持つ764人を対象に、今年の冬休みの旅行についてや旅行の交通手段などに関するアンケート調査の結果を発表しました。

調査は、12月14日に全国一斉のGO TOトラベル一時中止が国から発表される前に行われたものですが、それ以前から、そもそも今回の冬休みは旅行を予定している人の方が少なかったことや、旅行する場合はコロナ感染対策でクルマを移動手段に選ぶ人が多いことが分かりました。

新型コロナ禍で冬休みの過ごし方をアンケート調査
冬休みに旅行しない人は61.5%(出展:ナイル)

●冬休みに「旅行しない」は61.5%

今回行われた調査は、2020年11月21日〜12月3日の間に、インターネットにより行われたものです。

結果は、まず「お子さんの今年の冬休みに家族で旅行しますか?」という質問に対しては、「旅行しない」との回答が全体の61.5%となる470人で最多。「旅行する」との回答が38.5%の294人という結果になっています。

また、旅行しないと答えた人に「旅行しない理由は何ですか?」と聞いたところ、66.3%が「コロナ感染が怖いから」「コロナ感染が拡大しているから」などコロナを意識した回答が多数を占めています。

新型コロナ禍で冬休みの過ごし方をアンケート調査
旅行しない理由は「コロナ感染が不安」という回答が66.3%(出展:ナイル)

ただし、同社が2020年8月に行った夏休みに関する同様の調査では、80%以上の人がコロナを意識して旅行しないと答えていたといいます。コロナ感染を気にして旅行しないという人は、今回の調査期間の段階では減っていたようです。

一方で、「お金の余裕がないから」と答えた人の割合は11.4%で、夏休みについての調査での4.3%を大きく上回る結果となりました。また、夏休みの調査時には無かった回答で、今回新しく出てきたものでは「子どもの受験・塾があるから」(2.4%)という、この季節ならではの回答もあったようです。

ちなみに、「そのほか」(5.6%)の中には、「GoToトラベルが使えないから」「家族の予定が合わないから」などの回答がありました。

●移動手段は「自家用車」が半分近く

調査では「旅行する」と回答した294人に対し、「メインとなる交通手段は何ですか?」という質問もしています。

新型コロナ禍で冬休みの過ごし方をアンケート調査
旅行の移動手段は「自家用車」が42.8%(出展:ナイル)

その結果、「自家用車」が42.8%と半分近くを占め、「飛行機」が28.3%、「電車」が16.6%、「バス」と「船」がいずれも4.2%に。また、「そのほか」(3.9%)には、レンタカーやカーシェアなどを使うとの回答もあったそうです。

さらに、旅行でのメインとなる交通手段に「自家用車」を選んだ人に、その理由を聞いたところ、「他人と会わずに済み、密が避けられるから」「コロナの感染対策として車は安心」など、約半数となる44.7%が「コロナ感染を避けたいから」という理由を挙げました。

新型コロナ禍で冬休みの過ごし方をアンケート調査
「コロナ感染対策」でクルマ移動を選ぶ人が多い(出展:ナイル)

ほかにも、調査では、「旅行する」と回答した人に、旅行先を尋ねたところ、「お住いの都道府県外」が50.5%、「お住いの都道府県内」が49.5%という結果になりました。

夏休みの調査では、「お住まいの都道府県内」が61.2%と「お住いの都道府県外」の38.8%を上回っていたため、(調査段階では)冬休みの方が遠出を予定する人の割合が多いことが分かります。きっと、年末年始は、家族で故郷に帰省する人も多いためでしょうね。

前述の通り、この調査は、あくまでGO TOトラベルが全国一斉で一時中止されることが決まる前に行われたものです。もし、同様の調査を現在行った場合は、さらに「旅行をしない」人が増えるなど、結果に違いが出ることは十分に考えられます。

ただし、調査を実施したナイルが言及する通り、今回の結果により、子供の冬休みに合わせて旅行する人は、「夏休みと同様に、コロナを意識して行き先や交通手段を選んでいる」ことは確かのようです。

なお、ご存じの通り、GO TOトラベルは12月28日から1月11日の期間に全国一斉で一時停止されますが、札幌市、大阪市、名古屋市、東京都の4都市を目的地とした旅行はすでに停止されています(12月19日現在)。

(文:平塚直樹 *写真は全てイメージです)

この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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