もう戻れない!? ヤリスクロスの魅力。大城もも子×トヨタ・ヤリスクロス【注目モデルでドライブデート!? Vol.48】

■納得の使いやすさ

大城もも子×ヤリスクロス
トヨタ・ヤリスクロス

8月末に発売されたばかりのトヨタの新型車「ヤリスクロス」。コンパクトカーの「ヤリス」と同じ車体の基本構造やパワートレインを使って仕立てた小さなSUVだ。

大城もも子×ヤリスクロス
ヤリスクロスで初ドライブ

「すごく乗り降りしやすい。これはいいね」。

彼女がまず褒めたポイントは、乗降性の良さだ。その理由は、着座位置にある。セダンや一般的なコンパクトカーよりも高く、いっぽうでミニバンや背の高いSUVよりは低い、絶妙な着座位置の高さがクロスオーバーSUVの美点なのだ。大人が座ったり立ち上がったりするときの姿勢変化が少なく済むから乗り降りが楽にできる。

大城もも子×ヤリスクロス
居心地のいいフロントシート

実は、そんな乗降性の良さはクロスオーバーSUVを買ってみてはじめて気づいたこと。もしかすると、もう背の低いタイプのクルマは買えないんじゃないかと思うほど優れた部分だと思う。

ところで、ヤリスクロスの自慢は、荷室の広さとその実用性の高さだ。荷室容量は390L……と聞いてもピンとこないけれど、これはクラストップレベル。開発では「何を積んでどう使うか」を考え、後席を倒さなくても110Lサイズのスーツケースを2個積めるように設計したのだとか。

大城もも子×ヤリスクロス
もちろん分割可倒式

110Lというサイズは“特大”に相当し、「飛行機に預ける際に追加料金が発生しない最大の大きさ」といえばイメージしやすい。これなら、彼女と海外旅行へ出かける際にクルマで空港へ行く時でも安心だ。

ボクはゴルフをやらないから関係ないけれど、ゴルフバッグは9.5インチのサイズを2個積めるとか。小さい車体ながら、ゴルフバッグを横にして置けるように壁の形状などを工夫したらしい。

●人も荷物も

大城もも子×ヤリスクロス
「意外と広いかも」

しかし、ヤリスクロスで驚いたのは、広さだけではない。使い勝手を高める工夫がスゴいのだ。床には上下に高さを調整できるボードがついているけれど、そのボードが左右6:4分割で、左右で床の高さを変えられるのが便利。こんなのは今まで見たことがない気がする。

それから後席は左右分割どころか“左右3分割”になっていて、中央だけを倒すこともできるのだ。4人がゆったり座れる状態をキープしつつ、スノーボードのような長尺物も積めるというわけ。みんなでスノーボードへ行く際などはとても役立ちそうじゃないか。

こうやって3分割でシートを倒せる仕掛けは、上級車種では見たことがあるけれど、ヤリスクロスのようなコンパクトカーでは初めてのような気がする。

大城もも子×ヤリスクロス
独特の雰囲気を持つフロントマスク

でも、クルマを一通り見た彼女はこう言った。

「いろいろ便利なんだね。でも、私が一番気に入ったのはデザインかな。顔つきがね…ライトが目で、トヨタのマークが鼻で、その下が口みたいで、なんかかわいい」

そ、そうきたか。わからなくもないけど。(つづく)

(文:工藤 貴宏/今回の“彼女”:大城 もも子/ヘア&メイク:東 なつみ/写真:ダン・アオキ)

この記事の著者

ダン・アオキ 近影

ダン・アオキ

15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。
諸行無常の響きあり。主に「女性と車」をテーマにした写真を手がけ、『clicccar』では「注目モデルでドライブデート」の撮影をさせていただいております。感謝。
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