「ぜんぜんアリです」前田星奈×トヨタGRカローラ【注目モデルでドライブデート!? Vol.169】

■走りを磨く

今回の”彼女”は、前田星奈さん!
今回の”彼女”は、前田星奈さん!

トヨタが300ps仕様のエンジンを積んだサーキット仕様のカローラを開発し、社長の名前を冠して700万円オーバーの70台限定で発売する。軽量化のためにリヤシートすらついていない。

トヨタGRカローラ「モリゾウエディション」
トヨタGRカローラ「モリゾウエディション」

そんな話を10年前の車好きにしても、きっと信じてもらえないんじゃないでしょうかね。あのトヨタが、ここまで“走り”にこだわる会社になるなんて……。

トヨタは先代の社長(現会長)になってからずいぶん変わりました。レースもラリーもこれまで以上に力を注ぎ、時には社長(会長)自らドライバーとしてレースに出場。

市販車を見ても、かつては見た目をちょっといじって終わりだったマイナーチェンジで、数年前からは車体補強にまで手を入れて走りをブラッシュアップするケースが増えましたからね。走りを磨いていくということをしっかり実践しているのです。

スパルタンなインテリア
スパルタンなインテリア

モータースポーツに関して身近なところでいえば、かつてはホンダ車が多かったサーキットのスポーツ走行をしている車両のトヨタ車比率がグッと高まっているのも、走りを楽しむのに最適なトヨタ車が増えたからゆえの現象といっていいでしょう。ホンダのフィットやシビックは減り、ヤリスや86が増えました。

●そうとう貴重

モリゾウのサイン入り
モリゾウのサイン入り

というわけで、今回のドライブデートは「GRカローラ・モリゾウエディション」です。

カローラスポーツをベースに、ガッチリ補強したボディとして組み立てて、そこにバランス取りと同様の選別を行った回転系部品を使って、職人が手組したエンジンを搭載。エンジンは1.6Lの3気筒ターボで304ps。

6速のトランスミッションは、モリゾウエディションではギヤ比を最適化するとともに競技にも使える強化タイプを搭載。まるでランエボとかインプレッサWRXのようです。

もちろん6速MT
もちろん6速MT

こうしてメカニズムを並べるだけでも、その凄さが伝わってきますね。やっていることはBMWの「M」とかメルセデス・ベンツの「AMG」に並ぶレベルで、そう考えるとベースモデルで500万円ちょっと、スペシャル仕様のモリゾウエディションで700万円強というプライスは、ある意味お買い得かも⁉なんて思えたりしませんか?

「『嬉しいか?』と聞かれたら……」
「『嬉しいか?』と聞かれたら……」

さて、この企画はドライブデート。すなわちそんなGRカローラとドライブデートの適合性を探るわけですが、結論から言えばGRカローラはあんまりドライブデートには向かないでしょう。

なぜなら野性味過ぎるから。

「うん、お買い得だネ!」
「うん、お買い得だネ!」

まず、見た目が荒々しい。こういうのを「好き。激しいのがいい」と言ってくれる女性ならいいけれど、そういう女性はきっと少数派。同じトヨタでも「ハリアー」とか「シエンタ」のほうがウケがいいかもしれません。

しかも、乗れば乗ったで乗り心地はあんまりよくないし、排気音も荒々しいし、快適とはまるで逆方向。ドライブデートでこれを受け入れてくれる女性は、そうとう貴重ですよ。

でも、そんなことどうだっていいじゃないですか。ボクらは自分が運転を楽しむために車を選ぶのであって、ドライブデートでの女性受けを狙って車を選ぶわけじゃない。

そう考えれば、ぜんぜんアリです。GRカローラ。

ぜんぜんアリな、GRカローラ
ぜんぜんアリな、GRカローラ

(※)ちなみに今回の愛車「GRカローラ・モリゾウエディション」は限定70台が完売しているためもう買えません。ただ「GRカローラ」自体は今後もタイミングを見てリリースされる見込みです。

(文:工藤 貴宏/今回の“彼女”:前田 星奈/ヘア&メイク:千葉ちえみ/写真:ダン・アオキ

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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