「セレブになった気分」前田星奈×レクサスLX【注目モデルでドライブデート!? Vol.172】

■新型LXはちょっと違う

今回の”彼女”は、前田星奈さん!
今回の”彼女”は、前田星奈さん!

レクサスLXに対して「ランドクルーザーのレクサス版でしょ?」っていう気持ちはよくわかる。プラットフォームをはじめとするメカニズムは基本的に共用だし、そもそもLXの成り立ちは“ランクルの上級版”だったから。

かつて日本では、「ランドクルーザーシグナス」としてレクサス仕様のランドクルーザーを売っていたこともあったし。

レクサスLX
レクサスLX

でも、2022年に新型になったレクサスLXはちょっと違う。いや、けっこう違う。

まず、ボディが専用になった。従来のレクサスLXはボディ自体はランクルと共通で、顔つきやテールランプなどで差別化しているに過ぎなかった。

だけど新型はボディがLX専用設計で、具体的に言えばDピラー付近が全然違う形をしている。それって結構大きな違いだし、LXの歴史に新しいページを開いたといって間違いない。

今度のLXは、ちょっと違う
今度のLXは、ちょっと違う

室内に乗り込めば、ラグジュアリー度が全然違う。ダッシュボードの形も違うし、室内の仕上げも違う…っていうのは先代もそうだったけど、現行モデルの上級グレードはリヤシートが凄い。

「LX600 エグゼクティブ」に備わるリヤシートは立派すぎで、まるで飛行機のビジネス。左右2座で見た目も見事だし、リクライニングなどシート調整もフル電動。本格的なマッサージ機能までついていて、凄すぎますって。

●VIPのための車

ファーストクラスなリアシート
ファーストクラスなリアシート

そんなリヤシートを見て思うのは、この車を使うユーザーは、セダン型リムジンの代わりに、この車を使うんだろうなってこと。

リヤシートの作りが凄いのは、どう考えても後席に座るVIPのための車だからなのだ。今まで「レクサスLS」のようなラージセダンのリヤシートに座って移動していた人が乗るためのSUV。

それが「LX600 エグゼクティブ」なのだろう。

ラグジュアリーなワ・タ・シ
ラグジュアリーなワ・タ・シ

後席に座る人のためのラグジュアリーなSUVなんて、かつてのレクサスでは考えられなかった。つい先日、トヨタの象徴的なモデル「センチュリー」にもSUVのようなタイプが追加されたけれど、時代はそっちに向かっているんだろうなと思う。室内の広さや乗り降りのしやすさを考えると、セダンよりも大型SUVのほうが快適だしね。

「なんかセレブになった気分」

「ホントにわかってる?」
「ホントにわかってる?」

わかるよわかるよ。そんな彼女の気持ちは。せっかくだから、ラグジュアリーな世界を堪能しておいて。テンション爆上げでよろしくね。

(文:工藤 貴宏/今回の“彼女”:前田星奈/ヘア&メイク:千葉 ちえみ/写真:ダン・アオキ

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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