スバルを知り尽くした清水和夫が新レヴォーグ(プロトタイプ)を試す!「エンジンとプラットフォームが大成長!」【SYE_X】

■スバルのすべてを見続けてきた清水和夫は新レヴォーグをどう見た?

●CVTのパンツのゴムは金属チェーン式、伸びてな~い!

2019年の東京モーターショーで初公開、そのSTIバージョンが東京オートサロン2020で披露された話題の新レヴォーグに、「2020カーオブザイヤーはコイツか!?」と清水和夫さん、スパッと言っていました。でも~…2020年はなんだかワサワサとフルモデルチェンジ車が多く発表・発売されているので、さぁどーなるでしょうか!?

新レヴォーグ・プロトタイプ試乗
清水和夫さんの新レヴォーグ・プロトタイプ試乗です。清水×スバル、この組み合わせは清水ファンにはたまらない響きなのでは?

そんな話題の新レヴォーグ、発売は今秋10月15日が予定されています。そのプロトタイプに清水さんが速攻初試乗をしてきました。

●長くて深くて濃い、清水和夫とスバルの歴史

清水和夫×スバルの歴史は長くて深くて濃くて…。全日本ラリーにチームスバルからレオーネで参戦していた話はclicccarでも何度かご紹介しています。が、なんと!

1980年FJ1600レース
清水さんはFJ1600レースの初年度、1980年にエントリーしていたんですよ!

1980年からスタートした、スバルエンジン(レオーネにも積まれていたEA71型ノンターボの水平対向)を搭載したジュニアフォーミュラ“FJ1600”レースにも清水さんはエントリーしていたのです。レオーネやインプレッサでのラリーやレース参戦は有名な話ですが、フォーミュラレースでもスバルエンジンで走っていたなんて…まさに『清水和夫のレース人生にスバルあり!』です。

FJ1600レース
スバルエンジンを搭載するFJ1600レースにも参戦経験のある清水和夫さん。この時は3位。

●新開発1.8L水平対向エンジン、フルインナーフレーム構造スバル グローバルプラットフォームはどうだ?

清水さんが出向いた新レヴォーグ試乗会は、サーキットではなくパイロンが並べられた特設コースです。

レヴォーグ試乗中の清水和夫さん
レヴォーグ試乗中の清水和夫さん。「こんなに良いエンジンだなんて、昔のスバルじゃ考えられない」出たブラック清水!!

「新旧で比べるとボディ、プラットフォーム、アイサイト…すべてが変わったんだよね。」(清水)。

最近、動画内で出現する『ブラック清水』…今回もなんか言ってます(汗)。

「まぁスバルでエンジンが良いなんて、レオーネの時代じゃ考えられなかったけどね」(清水)。怒られますよ、また!

「でも、インプレッサ辺りでガンガンとターボパワーを上げて、モータースポーツでエンジン技術を鍛えてきたからね、その辺は凄いな」(清水)。

「新しいプラットフォームは乗り心地もフラットライドな感じがする」という、清水和夫さんの新レヴォーグ プロトタイプ試乗インプレッションのすべては動画で!

新レヴォーグ試乗
パイロンが並べられた特設コースで試乗です。

(試乗:清水和夫/動画:StartYourEnginesX)/画像:AUTOSPORT/文:永光 やすの)

■SPECIFICATIONS
車名:スバル レヴォーグ GT(ベースモデル)
全長×全幅×全高mm:4755×1795×1500
ホイールベース mm:2670
トレッド F/R mm:1550/1545
最低地上高 mm:145
車両重量 kg:1550
WLTCモード燃費(社内測定値):13.7km/L
エンジン:CB18 水平対向4気筒 1.8L DOHC 16バルブ デュアルAVCS直噴ターボ”DIT”
最高出力kW(PS)/rpm:130(177)/5200~5600
最大トルクNm(kgf・m)/rpm:300(30.6)/1600~3600
トランスミッション:リニアトロニック(マニュアルモード付)
駆動方式:アクティブトルクスプリットAWD(電子制御AWD)
サスペンション F/R:ストラット式独立懸架/ダブルウィッシュボーン式独立懸架
ブレーキ F/R共:ベンチレーテッドディスク(駐車ブレーキ:電気式)
タイヤサイズ F/R共:215/50R17
車両本体価格(税込):-円(正式価格は未発表)

【関連記事】

レヴォーグSTI・プロトタイプに清水和夫がズバリ! カーオブザイヤー最有力候補か!?【東京オートサロン2020】
https://clicccar.com/2020/01/16/947807/

【関連リンク】

StartYourEnginesX
https://www.youtube.com/user/StartYourEnginesX

この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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