追悼・渡哲也 マシンXがトミカLV-NEOで甦る!【ミニカー新製品情報】

西部警察・マシンXがミニカーで甦る!

8月10日に肺炎のため78歳で亡くなられた俳優、渡哲也さん。

渡さんといえば「大門団長」というくらいテレビドラマ『西部警察』のイメージが強かったものです。『西部警察』は1979年に放映が始まった刑事物テレビドラマで銃撃戦やカースタント、爆破シーンが盛り込まれた大人気作品でした。人気を裏付けるように『西部警察』は1984年まで続きます。その秘訣のひとつにカースタントを支えた強力な劇中車があげられます。

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トミカリミテッドヴィンテージNEOにマシンXが登場。

作品では西部警察署の捜査課を率いる大門圭介刑事部長(渡さん主演)の名前から大門軍団とも呼ばれていました。大門軍団には強力な警察車両が与えられます。

木暮課長専用車でオープンカーに仕立てられたガゼール、5代目スカイライン・ターボをベースとしてマイクロコンピューターや車載モニター、特殊無線、リモコン式カメラ、ペイント弾発射銃などを装備するマシンXが筆頭です。

そのマシンXが大人向けトミカとも呼べるトミカリミテッドヴィンテージNEOシリーズにラインナップされることになりました。

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12月に発売予定のマシンX。

2020年12月に発売されるとアナウンスされた今回の作品は、テレビドラマ『西部警察』45話から登場するマシンXを忠実に再現したものです。

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トミカリミテッドヴィンテージNEO西部警察Vol.23マシンXのフロントスタイル。

トミカリミテッドヴィンテージNEOシリーズらしく1/64スケールとなっていて、スカイライン2000GTターボをベースにしたマシンXの内外装がリアルに再現されています。

●マシンXならではの外装を再現

ブラックにゴールドのストライプが映えるマシンXですが、外装でまず目に飛び込んでくるのがゴールドに塗装されたカンパニョーロ製マグネシウムホイールです。

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トミカリミテッドヴィンテージNEO西部警察Vol.23マシンXの左サイド。
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トミカリミテッドヴィンテージNEO西部警察Vol.23マシンXの右サイド。

さらにフロントグリル内に装備されたレーダー・スピード感知器、特殊無線用アンテナ、300psまでパワーアップされたエンジンに必需品となるオイルクーラーなどもしっかり再現されています。

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トミカリミテッドヴィンテージNEO西部警察Vol.23マシンXのフロント。
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トミカリミテッドヴィンテージNEO西部警察Vol.23マシンXのリヤ。

なお写真では装着済みとなっているアンテナ、サーチライトは購入者が自ら取り付ける別部品となっています。

●最新テクノロジー満載だった室内

内装も見事にマシンXの雰囲気を再現しています。助手席側に設置されたマイクロコンピューターと車載モニターにはしっかり自動車電話なども備わり、レカロ製バケットシートやナルディ製ステアリングホイールも再現されています。どこから見てもマシンXそのままの作りになっているのです。

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トミカリミテッドヴィンテージNEO西部警察Vol.23マシンXのインパネ。
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トミカリミテッドヴィンテージNEO西部警察Vol.23マシンXの室内装備。
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トミカリミテッドヴィンテージNEO西部警察Vol.23マシンXのシート。

●トミカリミテッドヴィンテージNEO西部警察Vol.23マシンX

今回発表された新製品は1/64スケールダイキャスト製ミニカーで塗装組立済、パッケージサイズはW120mm×H160mm×D48mm、重量約60gで予定価格が6,000円(税抜き)とのことです。
12月発売予定で版権元商品化許諾申請済です。

(増田 満)

この記事の著者

増田満 近影

増田満

複数の自動車雑誌編集部を転々とした末、ノスタルジックヒーロー編集部で落ち着き旧車の世界にどっぷり浸かる。青春時代を過ごした1980年代への郷愁から80年代車専門誌も立ち上げ、ノスヒロは編集長まで務めたものの会社に馴染めず独立。
国産旧型車や古いバイクなどの情報を、雑誌やインターネットを通じて発信している。仕事だけでなく趣味でも古い車とバイクに触れる毎日で、車庫に籠り部品を磨いたり組み直していることに至福を感じている。
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