新登場の17地域が追加され全国58地域に。地方版図柄入りナンバープレートとは?【保険/車検のミニ知識】

●鮮やかなデザインで地域愛と観光地としての宣伝効果を生み出す、地方版図柄入りナンバー

2018年10月に始まった地方版図柄入りナンバープレートの交付は、41地域から始まり、少しずつ街中でも見かけるようになってきました。そして2020年5月からは、新登場の地方版図柄入りナンバーが交付されることになります。

今回は地方版図柄入りナンバーの紹介と、ご当地ナンバーを付けるための方法について解説していきます。

・新登場は17地域、全国58地域で地方版図柄入りナンバーを付けられる

様々な色合いで、地域の名産品や観光地などを描いたナンバープレートがあります。これが地方版図柄入りナンバープレートで、これまでは全国の41地域限定でした。

該当地域は、盛岡、岩手、平泉、仙台、山形、庄内、土浦、つくば、前橋、越谷、成田、柏、世田谷、杉並、富士山、新潟、長岡、富山、金沢、石川、福井、豊田、春日井、滋賀、京都、奈良、鳥取、福山、下関、山口、徳島、香川、愛媛、高知、長崎、佐世保、熊本、大分、宮崎、鹿児島の41地域です。

ここに、2020年5月11日に、新たに17地域が加わって交付されます。追加される地域は、知床、苫小牧、弘前、白河、松戸、市川、船橋、市原、江東、葛飾、板橋、上越、伊勢志摩、四日市、飛鳥、出雲、高松です。

地方版図柄入りナンバープレート
新たに追加された17地域のナンバープレート。有名観光地も多く追加されています。

北海道内の管轄地域で初めて、知床・苫小牧の図柄入りナンバープレートが登場し、また観光地としても有名な伊勢志摩・出雲のナンバープレートが登場したのが、今回の追加措置の特徴です。

該当の地域が車検証上の使用地であれば、限定図柄の入ったナンバーを取得可能です。各地域ごとに特色のある凝ったデザインが特徴で、カラータイプと白黒タイプに分かれています。白黒タイプの交付を受けるには、地域ごとに異なる交付手数料を納める必要があり、7,390円~8,740円の交付手数料がかかります。また、交付手数料と別に1000円以上の寄付金を納めると、カラータイプの選択が可能になります。

・通常のナンバー変更とは異なる手順を踏んでいきます

地方版図柄入りナンバープレートを付ける場合、通常のナンバー変更とは異なる手続きを踏むことがあります。手続きの方法は、現在のナンバープレートの表記を生かすのか、全く別なものにするのかで変わってきます。現在のナンバーを生かす場合は「交換申し込み」となり、ナンバーの数字や文字の一部分でも変更が必要な場合には「希望申し込み」となります。

どちらの方法も、インターネットでの申し込みが必要となります。図柄ナンバー申し込みサービスから申し込みを行うことができ、申請後10日ほどで、自分のご当地ナンバーが出来上がり、交換可能となります。インターネットでの事前申し込みを行い、「自動車登録番号標交換申請書」という書類が発行されるので、ダウンロードして印刷すれば事前準備は完了です。

図柄ナンバー受け取り
図柄入りナンバープレートは、使用終了後に記念として受け取ることができます。

・実際の交換作業は、各地方の陸運支局へ

ここまでに紹介した事前準備が整っていて、自動車登録番号標交換申請書が発行され、新しい地方版図柄入りナンバープレートが発行された状態であれば、交換は簡単です。

所管の陸運支局へクルマに乗って行き、封印場所と書かれた駐車場にクルマを置きます。車検証と自動車登録番号標交換申請書(交換申請後に印刷可能)を持って窓口へ向かい、手続きを行います。住所などの変更事項が無い場合には、窓口にある書類に記入をして提出すれば手続きは終わります。この時、自動車の所有者本人が手続きに向かう必要があります。仮に代理人の場合には、本人からの委任状が必要です。

窓口での手続きが終わり、ナンバーを受け取るだけとなったら、自分のクルマのナンバーを外します。ナンバー取り外し用にプラスドライバーを持っていきます。封印のある普通車では、封印を壊さなければなりませんので、マイナスドライバーがあると便利です。また、ナンバープレートに盗難防止用ロックボルトを付けている場合には、ロックボルト用のキーソケットを準備しておきましょう。

ロックボルト
最近装着の増えているナンバーロックボルト、ナンバー交換時に取り外せないといったことが無いように、必ずロックボルトソケットを持っていきましょう。

古いナンバーを取り外したら、ナンバープレートの交付窓口に古いナンバーを持参し、新しい地方版図柄入りナンバーと交換します。フロントナンバーを取り付け、リヤナンバーは封印の土台を左側のネジ穴に入れて取り付けます。取り付けが完了したら、ボンネットを開けて封印係の方が来てくれるのを待ちましょう。

クルマに刻印されているフレームナンバーと車検証のフレームナンバーが一致していることを確認し、封印をしてくれます。フレームナンバーの打刻は、多くがエンジンルームの中にありますが、最近では運転席のシート下などの車室内に打刻してあるケースも多いので、事前にフレームナンバーの位置を確認しておきましょう。封印されれば、新しいナンバーへの交換は終了です。

・まとめ

目にも鮮やかで郷土愛溢れる地方版図柄入りナンバープレートは、これからさらに広がりを見せていくでしょう。交換手続きはさほど難しいものではなく、事前準備をしっかりと行っておけば、誰でも簡単に行うことができます。愛着のあるナンバープレートへ変更して様々な地域を走り、郷土を知ってもらうきっかけにしてみてもいいかもしれません。

(文:佐々木 亘)

この記事の著者

佐々木亘 近影

佐々木亘

大学卒業後、銀行員になるも3年で退職し、大好きだった車の世界へ足を踏み入れました。自動車ディーラー営業マンへ転職し、レクサス・セールスコンサルタントとして自動車販売の現場に7年間従事します。
現在はフリーライターとして独立し、金融業と自動車ディーラーでの経験を活かして活動中です。車にまつわる金融・保険・法規などの、小難しいテーマを噛み砕き、わかりやすい情報へと変換して発信することを心がけています。常にエンドユーザーの目線に立った、役立つ情報を届けていきたいと思います。
続きを見る
閉じる