日産セレナのOEM、3列8人乗りのスズキ・ランディが、先進安全装備の充実化と内外装をリフレッシュ! プロパイロットは?【新車】

■人気ミニバン、日産セレナのOEM版

日産セレナのOEM版で、3列シート8人乗りミニバンのスズキ・ランディが一部改良を受けました。2020年3月4日から発売されます。スズキ・ランディは、日産セレナと同様に、ゆったりくつろげる広い室内空間と運転のしやすさ、多彩なシートアレンジなどで好評を得ているミニバン。

スズキ ランディ
一部改良を受けたスズキ・ランディ

今回の一部改良では、「BSI(後側方衝突防止支援システム)」+「BSW(後側方車両検知警報)」、「LI(車線逸脱防止支援システム)」、「RCTA(後退時車両検知警報)」が新たに採用され、安全装備がより充実化されています。これにより、スズキ・ランディは、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)認定車」に該当します。そのほか、「2.0G」には、「インテリジェント ルームミラー」、「アダプティブLEDヘッドライトシステム」が搭載されています。

ただし、これまで同様、日産セレナに搭載される運転支援システム「プロパイロット」は装備されていません。

スズキ ランディ
BSI(後方側衝突防止支援システム)+BSW(後側方車両検知警報)

また、フロントバンパー、フロントグリル、リヤバンパー、ヘッドランプ、インパネが新意匠になり、内・外装ともにデザインを一新。ボディカラーでは、「マルーンレッドパールメタリック」と「アズライトブルーパール」の2色が受注生産色として新たに採用されています。なお、全ボディカラーに、スクラッチシールド加工が施されています。こちらは、ボディに軟質樹脂が配合されたクリヤー塗装が施されることで、洗車によるすり傷、日常使用での引っかき傷程度であれば、時間がたてば復元する世界初の塗装。また、一般のクリヤー塗装と比較して、傷がつきにくくなったことにより水はじきも良く、ツヤ、光沢も持続するものです。

スズキ ランディ
インパネの意匠も変更されている

そのほか、インテリアでは、 インパネセンターガーニッシュの意匠が変更され、よりスタイリッシュな印象に変身。「2.0G」のフロントシートとセカンドシートに、上質な印象のレザー調のシートクロス、本革巻シフトノブが新たに採用されています。

スズキ ランディ
「2.0G」のフロントシートとセカンドシートに、上質なレザー調シートクロスを採用

価格は2.0Lガソリンの「2.0S(2WD)」が2,555,300円、2.0Lスマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)の「2.0X(2WD)」が2,765,400円、「2.0X(4WD)」が3,014,000円。2.0Lスマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)の「2.0G(2WD)」が3,154,800円、「2.0G(4WD)」が3,447,400円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる