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2018年に1年間シリーズ参戦し、学んだ事はホントにたくさんあり、1日で参加受付やレッキ、表彰式までやるので本当に濃くて、でも焦らず1つ1つを学ぶ事が出来た貴重な時間でした。
タイヤ交換や給油も距離が短いので、サービスパークに戻るまで大きなトラブルがなければ必要なかったり、給油も1回だけなので気持ちがとても楽だったな…と振り返ると感じます。
でも1回のミスが大きく影響するので、1つ1つの集中力がとても大事だったなとも思います。リエゾン区間(※SS[スペシャルステージ]とSSの間、交通法規を守って一般道を一般車と一緒に走る区間)もわかりやすく看板が立っていたりしたので、大きなミスすることなく、集中もしやすい環境だったり。
また、参加選手もベテランの方から初心者の方もいるので、SSが始まる前やスタート前のサービスパークでもお話しする時間があり、みんなで「さっきのSSは楽しい道、あそこは危ないから気をつけた」などいろんなお話しが出来たり、初心者の私は参加者の選手の皆さんに教えて頂いた事もたくさんありました。
ラリチャレに参戦する前までのラリーのイメージより、とても賑やかだなと凄く感じたのですが、実は、TGRラリーチャレンジにも雰囲気が違う競技内容もあり、当時は凄く驚きました。
それは、ラリチャレでもTGRラリーチャレンジだけで行われているラリーと、地区戦と併催で行われているラリーの2つがあったのです。
TGRラリーチャレンジだけで行われているラリーは、どちらかというとイベントっぽい雰囲気。地区戦と併催のラリーはイベント感というより競技の雰囲気の方が強く、同じラリチャレでもまったく違うことに最初は驚きました。
ラリーはそれぞれ開催地域によって雰囲気が違うので毎回新鮮だったのですが、地区戦と併催のTGRラリーは、地域によってというより大会の雰囲気が変わり、その空気感に圧倒され最初は少し畏まってしまいました。
併催という事でスケジュールも少しバタバタだったのですが、地区戦に出てこの理由がわかった気がしました。
●地区戦は1Dayだけど、早朝~深夜にかけて行われる濃い一日です。
地区戦にはJAF東日本シリーズ2019の、9月に長野県で行われた八子ケ峰ラリーに参戦しました。
地区戦もラリチャレと同じく1日で行われる1Dayラリーなのですが、早朝に始まり終わったのは日付けが変わる少し前。とてもとても長い1日で、個人的には一番ギュッと詰まった濃いラリーだなという印象でした。
参加者の方もベテランの方が多く、皆さん顔馴染みという雰囲気。選手同士や主催者の方みんな、仲が良さそうな空気感でした。
地区戦はレッキが2回あるので、参加受付とレッキを終えてサービスパークに戻ると気づけばもうお昼どき。
前半のSSを終えるともう外は暗く、ナイトラリーに初挑戦でした。明るい時より難しく、それは前が見にくいだけではなく、動物もたくさん出てきたり!
やる事もラリチャレより距離が長いのが多く、長い時間の集中力はとても大変でした。暗くなるとリエゾンも分かりにくくなるし、どこで動物が飛び出てくるかわかりません。実際、鹿にぶつかってリタイアする人も多いから気をつけて!と言われて、実際走るとサファリパークみたいに道の両脇にズラーっと鹿がいる光景には本当に驚き、初めての事に感動してしまいました!!
1日終わるともうヘトヘトでしたが、選手の皆さんはそれから表彰式からの宴会のような雰囲気にとてもタフだなぁ…とも感じました。このパワーがないと出来ない事や、みんなの集中力が併催のラリチャレにも少し伝わっていたのかな!?と参戦して思いました。
私は全日本ラリーに参戦してから地区戦に出たのですが、ラリチャレでいろんな事を学んでから出て良かったなぁ…と思う事や、全日本とはまた違った1日にぎゅっと詰まった難しさをとても感じ、それが楽しくもあったラリーでした。