明けましておめでとうございます。clicccar(クリッカー)は10周年、よろしくお願いいたします。

2020年が明けました。本年もよろしくお願いいたします。

2010年の年末にローンチしたクリッカーは、今年で10年目へと突入いたしました。

クリッカー10周年
クリッカー10周年

10年前と言えば、8月に発表されたリーフが12月に発売された頃でした。いよいよ電気自動車の時代の幕開けかと感じさせてくれました。

が、2011年3月の大震災による原子力発電への不安による影響も大きく、一気に普及とはなっていません。しかし、ハイブリッドをはじめ、電動化んも波は確実に大きくなっています。

 

その後、ACC(アダプティブクルーズコントロール)やステアリングのレーンキープアシストなど、自動運転への技術が段々と身近になってきたのは感じられたことでしょう。

また、中国の自動車メーカーが大きくクオリティを上げてきたのもこの10年の動きでしょう。まだまだ内需のために輸出までは手が及んでいませんが、そのうちに、中国が自動車輸出大国になることも十分に考えられます。

では、これからの自動車はどうなるのか。自動運転技術のさらなる普及による運転作業の軽減は増え、ヒューエラーによる交通事故の現象は期待できます。5G通信の開始によりデータへのアクセスによる渋滞回避やスポット情報からのドライブの楽しみが増えていくこともあるでしょう。

しかし、それよりも各社ともに期待されているのが自動車を運転する楽しみの研究による、より良い自動車の誕生が起きていくのだと思います。これからの10年で、空気が入っているかどうかはともかくですが、4つのタイヤで地球の引力による道路との摩擦で自動車を前へ進ませ、左右に曲がっていく原理は変わらないはずでしょう。その時の気持ち良い動きという人間の感性も変わらないでしょう。

競争は激化すると思われますが、その感性を理解して、自動車に盛り込むことができる自動車メーカーこそ生き残るのでは、と思います。ユーザーにとってはワクワクする10年になるとも言えそうです。

(クリッカー編集長 小林和久)

 

この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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