歴代最強となる255馬力を発揮。開発中の新型VWゴルフ「GTI」をキャッチ

■48Vマイルドハイブリッドは見送られ、アウディ製2.0リットル直4搭載

VWは、主力モデルの新型「ゴルフ」を10月に発表しましたが、その高性能モデルとして設定される「ゴルフGTI」プロトタイプをカメラが捉えました。

VW ゴルフ GTI外観_001
VW ゴルフ新型 GTI プロトタイプ

豪雪の北ヨーロッパで捉えた開発車両は重いカモフラージュを脱ぎ、徐々にディテールが見えてきています。ベースモデルと同様のLEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライトが露出。

フロントバンパー下部にはハニカムパターンのグリルが見てとれますが、コーナーエアインテーク部分はステッカーで隠されています。そのほか、サイドスカート、ルーフスポイラー、大型ブレーキをカバーするチャンキーホイール、レッドブレーキキャリパー、ディフューザー、スプリットデュアルエキゾーストシステムなどベースモデルと差別化されたエクステリアが確認できます。

VW ゴルフ GTI外観_007
VW ゴルフ新型 GTI プロトタイプ

キャビン内は、ステアリングホイール、スポーツシート、カーボンファイバートリムなど、高性能スポーツらしいアクセントが採用されるほか、T字型ギアシフターを装備し、オプションでヘッドアップディスプレイユニットなどが設定されるでしょう。

注目の心臓部ですが48Vマイルドハイブリッドは見送られ、アウディ製2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジン「EA888」アップデートバージョンの搭載が予想されます。最高出力は歴代最高の255psを発揮、0-100km/h加速は6.0秒未満、最高速度は250km/hのパフォーマンスが期待できそうです。またトランスミッションは6速MTおよび7速DCTが設定されるでしょう。

新型GTIのワールドプレミアは、2020年3月のジュネーブモーターショーが有力と見られていますが、日本未導入の3ドアが廃止され、5ドアのみの設定が濃厚のようです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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