アウトオブキッザニアのマツダブースで金型磨きを体験!【東京モーターショー2019】

■「魂動」デザインを支えるのは職人たちの技術だった

アウトオブキッザニア
マツダのブースは金型工場の雰囲気たっぷり。

現代のクルマは1台あたり1万点から3万点ものパーツで組み立てられていて、そのほとんどのパーツを作るためにそれぞれ専用の金型が作られます。簡単にいえば金型は、鯛焼きを作るときの鯛焼き型のようなもの。クルマのパーツも、鯛焼きと同じように金型から生まれてくるのです。鯛焼きなら少しくらい表面がデコボコしていてもおいしければいいのですが、高度な工作精度を求められるクルマのパーツはそうはいきません。良いパーツを作るためには、まず精度が高く美しい金型が必要。そのために金型を磨き上げるのが、金型磨き職人の仕事なのです。

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作業は安全第一。装備の乱れを直してくれる先輩職人のやさしさと厳しさが伝わります。

子どもたちは専用の工具を使い、手作業で金型磨きにチャレンジします。ピカピカに磨き上げるまでには時間がかかり、小さな手はすぐに疲れてしまうはずですが、飽きることも投げ出すこともなく夢中で磨き続ける姿に、先輩職人にも負けない集中力を感じました。

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磨きぐあいを確かめながら慎重に作業を進めます。
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お手本として、先輩職人が鮮やかな仕事ぶりを見せてくれました。

クルマをはじめとする工業製品の多くはあまりにも高精度で、一分のスキもなくピカピカと輝いていて、ぱっと見ただけでは、それが人の作ったものだとすら感じられません。でもそれはすべて金型磨き職人のような技術者たちの驚異的な手仕事から生まれるもの。どんな素晴らしい設計のクルマも、すぐれた人の手と技がなければ作ることはできないのです。

■マツダ・ロードスターの最新モデルも展示されていました

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キッザニアの子どもたちの仕事場に置かれていた銀のボディは、オープン2シーター、マツダ・ロードスター。その最新モデルが展示されていました。間近で金型磨きを見てきたばかりだからと、展示場の照明を受けてうねるように輝くボディをじっくり見つめてみましたが、この金型が人の手仕事で磨き上げられたとは、とうてい信じられないほどの美しさでした。

(写真:高橋克也 文:村上菜つみ)

この記事の著者

村上菜つみ

村上菜つみ 近影
福岡出身・東京在住のモデル&モータージャーナリスト。ツーリング雑誌での編集経験を経て独立し、二輪・四輪問わず幅広い分野で執筆中。「月刊モトチャンプ」連載中の「ぶらり二輪散歩」で使用したバイクのインプレッションを毎月6日(モトチャンプ発売日)に公開する他、乗り物関連の展示を紹介する「村上菜つみのミュージアム探訪」をシリーズ連載しています。愛車はホンダ・モビリオスパイク&ホンダ・VTRです。