東京大学が開発した「充電不要のEV」がさらに進化【東京モーターショー2019】

路面からの給電による実車走行に世界で初めて成功した、東京大学の藤本博志准教授率いる研究グループ。

同グループはEVが抱える充電時間やバッテリー搭載に伴う車体重量増などの課題を解決すべく、ワイヤレス給電式EVを開発しました。

東京大学が開発したワイヤレス給電システム

電力を路面からワイヤレスで各車輪に搭載した駆動用モーターに給電することで車載バッテリーの小型化が可能となり、車体の軽量化や車室内の容積アップが図れるといいます。

駆動用モーターを各車輪に搭載

交差点や信号前などの路面に送電コイルを設置、車両側の受電コイルで電力を受け取るもので、ホイールと路面との距離が一定なのでワイヤレスで安定的して受電することが可能なのだそうです。

送電コイルの無い区間では小型車載バッテリーで走行します。

そして今回、同グループはワイヤレス給電に関する新システムを開発したと発表しました。

日本精工やブリヂストンなどと共同開発したもので、受電や駆動に必要なインバーターや受電用コイル、モーター等を小型化、高出力化してタイヤ内に組み入れ、給電能力を大幅に向上させています。

既に実車による走行実験も行なっており、まもなく開幕する第46回 東京モーターショーでその研究成果を公開するそうです。

自動車各社からEVが発表されるなか、充電が不要な東京大学のワイヤレス給電式EVについても大いに注目されます。

Avanti Yasunori・画像:東京大学)

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