台風災害対応でEVを被災地に「電源」として大量投入へ

●EVを「電源車」として活用。今後の普及を暗示?

東京電力は千葉県での停電が解消するまでの間、災害現場の不便を解消するため、日産自動車やトヨタ自動車の協力を得てEVを蓄電池として活用、停電地域の避難所などに電気を供給するそうです。

EVを移動可能な蓄電池として照明などに活用する模様で、各種報道によると投入されるEV(電動車)は日産「リーフ」やトヨタ「プリウス」などのようです。

EVは通常の電源車に比べて狭い場所でも小回りが利き、ガソリン給油が困難な地域でも静かに電力を供給できるのが利点。

「電源」としてEVが活用されるのは初めてのようですが、全面復旧に時間を要するなか、機動力にモノを言わせてたくましく活躍するEVの姿は、今後の普及を暗示するようです。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA, NISSAN)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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