EV主流の中国でなぜ? トヨタ系電池メーカーがHV用駆動電池を現地生産するワケは?

■中国の政策変更でハイブリッドに光明

●バッテリーの生産能力は現在の4倍に

中国政府は環境対策などを目的に、自動車メーカーに対してEV(電気自動車)生産を義務付けていますが、トヨタ自動車とパナソニックの共同出資会社「プライムアースEVエナジー」は、同国にHV(ハイブリッド車)向けの駆動用バッテリー工場を新設するそうです。

リチウムイオン電池
プライムアースEVエナジーが生産するハイブリッド用バッテリーパック

 

プライムアースEVエナジーでは、新工場でHV用の「ニッケル水素電池」を生産する模様。

日経新聞によると、新工場(生産能力:約10万台分/年)が稼動すれば、2021年には生産能力が現在の4倍相当の約40万台分に達するそう。

中国政府は「EVよりもHVの方がインフラやコスト面で有利」との判断から、自動車規制に関する優遇策の対象をHVに広げようとしているようで、同社の工場新設はこうした政府の動きを見込んでいるものと思われます。

Avanti Yasunori・画像:プライムアースEVエナジー)

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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