三菱アウトランダーPHEVが一部改良。「ミツビシパワーサウンドシステム」、地図機能内蔵の「スマートフォン連携ナビゲーション」を新設定【新車】

●アウトランダーPHEVが使い勝手を向上させる一部改良を実施

三菱自動車の最上級モデルであり、電動化とSUVという同社の戦略を象徴するのがアウトランダーPHEV。輸入高級PHEVと遜色のないスムーズで上質な走りが魅力です。

前後に1基ずつのモーター、大容量の駆動用バッテリー、2.4Lエンジンなどで構成されるプラグインハイブリッドEV(PHEV)システムを搭載し、力強く滑らかで静かなEVらしい走りと優れた環境性能を発揮。

ツインモーター4WDシステムおよび車両運動統合制御システム「S-AWC」により走行安定性を高め、意のままの操縦性にも定評があります。

三菱アウトランダーPHEV
一部改良を受けた三菱アウトランダーPHEVの走り

日本では2013年1月に発売され、これまでに約50か国で販売。累計販売台数は、約22万台(2019年8月末時点)で、グローバルで最多販売台数を誇るプラグインハイブリッドのSUVです。

2019年9月12日に受けた一部改良では、ガソリン仕様のアウトランダーと同様に、透明感のあるサウンドを奏でる「ミツビシパワーサウンドシステム」や地図機能が内蔵された「スマートフォン連携ナビゲーション」を新たに設定。

三菱アウトランダーPHEV
「ミツビシパワーサウンドシステム」は、510Wのパワーアンプ、8つのスピーカーシステムを搭載

「ミツビシパワーサウンドシステム」は、510Wのパワーアンプ、8つのスピーカーシステムにより、クリアで存在感のある音質が楽しめるだけでなく、車内の形状やスピーカー位置に合わせた専用チューニングにより、プレミアムモデルにふさわしい、心地よい透明感のあるサウンドを奏でるそう。

三菱アウトランダー
地図機能が内蔵された「スマートフォン連携ナビゲーション」を新たに設定

一方、新設定された「スマートフォン連携ナビゲーション」は、内蔵地図によるルート案内やVICS交通情報対応といった便利機能に加えて、AndroidスマートフォンやiPhoneをUSBポートにつなぐだけで「Android Auto」や「Apple CarPlay」のアプリが使えるようになります。また、ディスプレイ画面が8インチに拡大されたことで、見やすさや操作性が向上。

インテリアではシート機能が一部が見直されています。運転席に腰部を適度に支持し、運転姿勢を適正化させるパワーランバーサポート機能を採用すると共に、2列目シートの形状、クッションが見直され、サポート性が引き上げられています。さらに、助手席のパワーシートが標準装備され、利便性が向上しています(G Limited Editionを除く)。

外観は、ボディカラーの変更のみで、強い輝きと深みを併せ持つ上質な「レッドダイヤモンド」が新たに設定され、全10色が用意されています。三菱アウトランダーPHEVの価格帯は、3,867,480~5,198,040円(消費税8%込)です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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