東京都とオリックス自動車がトヨタ・MIRAIのカーシェアリングをスタート

●トヨタ・MIRAI のレンタカーがガソリン車より安く借りられる?

トヨタ自動車が2014年に発売した、水素を空気中の酸素と化学反応させて発電し、 CO2(二酸化炭素)を排出しない燃料電池車(FCV)「トヨタMIRAI(ミライ)」。

地球に優しい環境車ながら車両価格が700万円超ということもあり、普及面で課題を抱えるなか、東京都とオリックス自動車が2020年1月から都内で同車を利用したカーシェアリングをスタートさせるそうです。都が運営費を一部負担することで、ガソリン車より安く借りられるようにする模様。

東京五輪・パラリンピックに向けて環境への配慮をアピールする考えのようで、日経新聞によると、都内のカーシェア拠点に「トヨタ MIRAI」を配備するようです。都は都内の新車販売に占めるFCVやEVの割合を、2030年までに5割へ引き上げる目標を掲げており、同活動を2021年3月まで継続するそう。

こうした都の活動がFCVを試してみる良い機会になると共に、今後新たに登場するであろうFCVの販売増に繋がるかが注目されます。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

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【関連リンク】

トヨタ自動車 MIRAI
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オリックス自動車
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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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